植物・果物 |
葡萄 |
ぶどう
Grape |
|
- ブドウの蔓は、巻きひげで壁や柵にからみついてのぼっていく茎。
- 世界的には収穫量の7割以上が、醸造用(ワイン、シェリー酒など)に使われるが、日本では生で食べる果物用が大半で、
醸造用は世界にくらべるとずっと低い。
- 現在、世界で栽培されているブドウの品種には、大きくわけてヨーロッパブドウとアメリカブドウの2系統がある。
- ヨーロッパブドウは、有史以前から食用とされてきた。
- 日本のブドウ栽培は、1186年(文治2)(平安時代中後期)に甲斐(かい)国(山梨県)で始まったとされる。
- 中国から渡来した種から、雨宮勘解由(あめみやかげゆ)によって甲州ブドウが見いだされ、栽培が試みられた。
- 1620年頃(江戸時代初期)、棚作り栽培法が考えだされ、栽培面積が増加していった。
- 本格的なブドウの栽培は、明治に入って欧米から多くの品種が導入され、各地で試作されたときに始まる。
- しかし、大半の品種は、開花と収穫期に高温多湿な日本の気候に合わなかった。
- とくにヨーロッパブドウの系統は果皮が薄くてさけやすく、雨の多い日本の気候に適さず、わずかの品種が温室栽培用に残ったにすぎなかった。
- アメリカブドウの系統は日本での栽培が可能であったことから全国にひろがり、さらに日本国内でも盛んに品種改良が行われて、多湿でもよく成熟する品種が生みだされてきた。
- 日本では、果物として食べる生食用ブドウにすぐれた品種がある。
- 「甲斐路」
- 「デラウェア」
- 種なしブドウの人気種でアメリカ系、小粒だが甘みが強い。
- 「マスカット・オブ・アレクサンドリア」
- 「スチューベン」
- 「巨峰」
- 大玉の高級ブドウ。
- アメリカ系の交雑種で、静岡県で作出された。
|
|
関連 |
|
|
|
関連HP |
果物ナビ
・・・ブドウ |
天野ぶどう園(山梨県甲州市) |
■メンデルのブドウ 小石川植物園(東京都文京区)
2010/7/23 |
■ブドウのモニュメント「ぶどうの王国」 サラダ公園(長野県塩尻市)
2008/5/22 |
■フランス語で”ブドウの実”という意味の塩尻市文化会館「レザンホール」 塩尻市役所近く(長野県塩尻市)
2007/8/27 |
■ホームにブドウ棚がある塩尻駅(長野県塩尻市)
2007/8/5 |
■ぶどうの國文化館(山梨県甲州市)
2006/1/17 |
*2010.07.25 |
|