植物・果物 |
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- 落葉性で、おもに世界の温帯地域に生育する。
- リンゴの木は果実をとるために数百年も前から栽培されてきた。
- 炭化したリンゴの遺物が有史以前のスイスの湖上家屋から発見されている。
- 江戸時代に栽培されていたリンゴは、中国からはいったワリンゴ(ジリンゴ)1種だけで、明治以後に導入されたリンゴとは別種であり、現在はみられない。
- セイヨウリンゴが初めて日本に入ったのは、江戸末期の1861〜64年(文久年間)江戸巣鴨の屋敷に植えられたものとされるが、本格的な導入は1872(明治5)年に開拓使(北海道を開拓するための明治の官庁)によって行われた。
- それ以来、600種をこえる品種が入ってきたが、現在、市場に出荷されている品種は、日本で育成されたものを含めて十数種にとどまる。
- 明治初期に導入され、現在も栽培されている品種には、祝(いわい)、紅玉(こうぎょく)、国光(こっこう)、旭(あさひ)などがあり、大正期に導入されたものに、デリシャス、スターキングデリシャス、ゴールデンデリシャスがある。
- 第2次世界大戦後は日本国内でも品種の育成がおこなわれ、青森県りんご試験場の育成のつがる、陸奥(むつ)、農林水産省園芸試験場盛岡支場(現、果樹研究所リンゴ研究部)が育成した「ふじ」などが登場してきた。
- ふじは国光とデリシャスの交配から選抜育成されたもので、甘みと酸味のバランスがよく、母種の国光にかわって人気品種となった。
- 日本のリンゴ栽培面積の約3分の1をふじが占める。
- このほか日本産の品種には、北の幸、王林、王鈴(おうれい)、世界一などがある。
- リンゴの木は少なくとも2カ月間は、平均気温が氷点近く、または氷点以下になる地域に最もよく適応する。
- どのくらいの低温が必要であるかは種によって多少異なるが、気温-40°Cまでには耐えられる。
- 日本では年平均気温7〜12°C、夏の気温18〜24°C、年降水量600mmぐらいの地域が最適とされるが、降水量1400mmぐらいの所まで栽培されている。
- 栽培面積からみると、青森県、長野県、岩手県、山形県、福島県などが主産地。
- 病虫害のほかに、日本ではリンゴの大敵として台風被害がある。
- リンゴの木は接ぎ木や芽接ぎによって人工的に繁殖される。
- リンゴは、同じ品種どうしでは結実しにくいため、ミツバチなどの昆虫に他品種との受粉を媒介をさせたり、人工受粉を行う必要がある。
- 日本ではリンゴの生産量の95%は生のまま食べる。
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関連 |
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- 市内巡回バス「タウンスニーカー」の1日乗車券、市政100周年記念の限定でリンゴの香りと形に(2007)・・・松本市全体[バス]の記事
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関連HP |
果物ナビ
・・・リンゴ |
りんごミュージアム |
りんご大学 |
青森りんごの会 |
■いいづなアップルミュージアム(長野県飯綱町)
2012/8/26 |
■万有引力を発見した木から接ぎ木された「ニュートンのリンゴ」 小石川植物園(東京都文京区)
2010/7/23 |
■触れる彫刻「りんごを持つ少女」 信州スカイパーク(長野県松本市)
2006/8/22 |
■ニュートンのリンゴ 大町エネルギー博物館(長野県大町市)
2005/5/31 |
■旧梓川村のマークと特産品のリンゴのデザインの噴水 梓川ふるさと公園(長野県松本市梓川地区)
2004/5/19 |
*2010.07.25 |
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