宗教・仏教
煩悩 ぼんのう
  • 仏教において、衆生の心を惑わし、乱し、悩ませて、悟りへの障害となる精神作用。
  • 「苦しみ、けがれたもの」を意味するサンスクリットの「クレーシャ」の漢訳。
  • 古くから仏教は悟りの対極にある煩悩を分析し、様々な煩悩論を展開してきた。
    • 煩悩はとも深く関係し、煩悩があるから輪廻の苦しみから抜け出せない、と主張する仏教は、衆生を煩悩から解放して解脱に至ることを理想とした。
  • しかし大乗仏教では、煩悩をかかえて生きざるをえない現実の中に悟りへの道をみいだそうとする「煩悩即菩提」という考え方がひろまった。
  • 「様々な欲」という意味で「オレは煩悩が多いから」などと日常会話でも使う。
  • 参考:エンカルタ2007
2010.06.10

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