釈迦 |
しゃか |
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- 本来の名前はゴータマ・シッダールタ。
- 元々は釈迦とは、ネパール地方に住んでいた部族の名前だった。
- 正しくは「釈迦牟尼(むに)」といい、仏教徒は「釈迦牟尼世尊」または略して「釈尊」と呼んでいる。
- 他には「釈迦牟尼仏」「釈迦仏」「釈迦牟尼如来」とも呼ばれている。
- 悟った者の意味がある「仏陀」(ぶっだ、ぶつだ/梵語buddhaの音訳)とも呼ぶ。
- 生年は前544、543、486、383年(日本−縄文時代後期〜弥生時代前期)とする説があり、没年は80歳が定説になっている。
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- 北インドの釈迦族の国王の長男として生まれる。
- 生まれたばかりの釈迦が、「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん/世間において私が最も優れている)と唱えたという。
- 中国、日本でこの日を4月8日と決め、「灌仏会」(かんぶつえ)を行なう。
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- 16歳で結婚し、この頃から人生の問題に悩むようになる。
- 29歳(19歳の説もある)の頃、出家する。
- 断食など激しい苦行を6年間続けたが満足は得られず、苦行の無意味さを悟る。
- 菩提樹の根本で瞑想に入り、悟りを得て「仏陀」となる。
- この時、天の悪魔が妨害しようとしたが、降伏させて悟りをひらいたといい、これを「降魔成道」(ごうまじょうどう)といい、中国、日本ではこれを12月8日と決め、「成道会」(じょうどうえ)を行なう。
- 釈迦の伝記や経典では、成道以前の釈迦を「菩薩」と呼び、成道以後を「仏陀」と呼んで区別する。
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- 45年間にわたり伝道してまわったのちに、沙羅双樹の下で没する。
- 釈迦の死(入滅)を「涅槃」といい、中国、日本では2月15日に「涅槃会」(ねはんえ)を開く。
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- 釈迦は相手の能力や素質に応じて、その説く内容を変えた。
- 人間の生存や存在そのものが苦であり、その苦は過度な欲望にあるため、その欲望をなくすことにより苦を脱却できるとした。
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■釈迦如来像 高崎白衣大観音(群馬県高崎市)
2010/6/1 |
2010.07.09 |
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