国民栄誉賞 こくみんえいよしょう
  • 内閣総理大臣表彰のひとつで、「国民に敬愛される人柄を持ち、かつ広く国民に親しみのある分野で前人未到の業績を挙げ、社会に明るい希望と話題を与えた」人物の栄誉を称えるもの。
  • 1977(昭和52)年にプロ野球、読売ジャイアンツの王貞治選手の通算本塁打世界記録更新(756号)を称えるため、当時の福田赳夫首相が提唱し、創設された。
  • 日本のヒーロー・ヒロインを称える最も有名で権威のある賞といえる。
■実物の国民栄誉賞の賞状と盾が展示されている。　渥美清こもろ寅さん会館(長野県小諸市)

2008/8/29
2011.05.11
受賞者一覧
1977(昭和52)年 王貞治 プロ野球選手・通算本塁打756号世界記録更新
1978(昭和53)年 古賀政男 作曲家 死後
1983(昭和58)年 福本豊 プロ野球選手・当時世界記録通算939盗塁
  • 受賞すると生活が堅苦しくなると辞退。
1984(昭和59)年 長谷川一夫 俳優 死後
植村直己 冒険家
  • アラスカで行方不明
山下康裕(やすひろ) 柔道選手・アメリカ・ロサンゼルスオリンピックで金メダル
1987(昭和62)年 衣笠祥雄(きぬがさ さちお) プロ野球選手・連続試合出場世界新記録達成
1989(平成元)年 美空ひばり 歌手 死後
千代の富士 大相撲力士・通算勝ち星最高記録更新
古関裕而(こせきゆうじ) 作曲家
  • 死後内定するも親族が辞退
1992(平成4)年 藤山一郎 歌手 死後
長谷川町子 マンガ作家(「サザエさん」) 死後
1993(平成5)年 服部良一 作曲家 死後
1996(平成8)年 渥美清 俳優(映画「男はつらいよ」シリーズ) 死後
1998(平成10)年 吉田正 作曲家 死後
黒澤明 映画監督 死後
2000年(平成12) 高橋尚子 マラソン選手・シドニー五輪女子陸上初金メダル
2001年(平成13) イチロー メジャーリーグ野球選手
  • メジャーリーグで日本人選手史上初となる首位打者を獲得するも、「まだ発展途上の選手」ということで辞退
2004(平成16)年
  • メジャーリーグでシーズン最多安打記録を更新するも、再度辞退
2009(平成21)年 遠藤実 作曲家 死後
森光子 俳優・単独主演「放浪記」上演２０００回
森繁久彌 俳優 死後
2011(平成23)年 2011 FIFA女子ワールドカップ日本女子代表(なでしこジャパン) 女子サッカーチーム
  • ワールドカップ・ドイツ大会で初優勝。
  • 団体として初受賞。
  • 記念品として贈られた伝統工芸品でもある化粧筆の熊野筆(広島県熊野町(ちょう))が注目された。

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