- 世界遺産に指定されている。
- 新石器時代後期〜青銅器時代(前3000〜前1000年頃)(日本-縄文時代後期)のもので、中心となる巨石群は中央の聖壇石と呼ばれる方形の平石とそれを囲む3重の列石で構成されている。
- 外側の円状列石は直径が30mあり、30個の巨石を立て並べ上部に横石を置いている(サーセン・サークル)。
- この内側にブルー・ストーン・サークルと呼ばれる同心円状の立石が、さらに聖壇石を直接囲むように、ストーンヘンジ最大の構造物であるトライリソンがある。
- トライリソンは巨石2本を立て、上に横石を置いた高さ7mほどのもので、5組を馬蹄形に配置している。
- さらにこれらの巨石群は、直径104m、深さ1.5mの同心円状の堀、直径100mの土塁、56の土坑群(オーブリー・ホール:直径86m)に囲まれている。
- 北東端には開口部があり、北東方向へ約3kmのびる道路状遺構へつながっている。
- 道路状遺構の入り口付近には方形の広場があり、ヒール・ストーンと呼ばれる高さ5mの石が直立している。
- ストーンヘンジは一度に造られたものではなく、数次にわたって築造・改築されている。
- 中心の巨石群を囲む外側の土塁、堀などが最初造られ、紀元前2200年前後にブルー・ストーンが運び込まれた。
- そして青銅器時代にトライリソンなどの巨石群が築造されている。
- これらの巨石を遠くから運び込んだのは、前1600〜前1300年にここで集落を営み、ヨーロッパ各地とひろく交易をしていたウェセックス文化の担い手の人々と考えられている。
- 1964(昭和39)年、アメリカの天文学者ホーキンズは、ストーンヘンンジの配列や高さなどを測定し、さまざまな角度から分析、天文台説を提唱した。
- 中央の聖壇石とヒール・ストーンが、夏至の日の出と深い関係にあることなどがわかり、夏至や冬至、春分や秋分、日食や月食を予測するために使われたと考えた。
- しかし、ストーンヘンジが何であるかは今だ結論が出ていない。
|