天文 |
夏至 |
げし
the summer solstice. |
- 二十四節気の一つで、北半球ではこの日に昼が最も長くなり、日影が最短になる。(南半球ではこの反対)
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- 天文学的には太陽が黄道上で黄経90度の点である夏至点に達した時。
- 旧暦では夏至を含む月が5月とされ、夏の真ん中にあたったが、新暦では6月21日頃になる。
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- 端午の節供
- 中国では、旧暦の5月を高温多湿で病気がはやり、物が腐敗する悪月として忌み、慎しんだ。
- そのため、5月には様々な厄よけなどの行事が行われた。
- その代表が日本でも行われる端午の節供だった。
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- ヨーロッパ
- ゲルマン人の間では、古くから夏至の行事が行われ、キリスト教普及後、6月24日の「聖ヨハネの日」が夏至(Midsummer Day)と呼ばれるようになった。
- 夏至は勝利の太陽が最高点に達して大地に祝福をもたらす日とされたため、その前夜に村の広場や山の上に藁束(わらたば)を積み上げて火をつけ、太陽に加勢する火祭が行われた。
- ヨーロッパでは、夏至を境に雨の日が多くなるため、この日の雨を「ヨハネの洗礼」という。
- また、キリスト教の教会暦では、夏至とつながるヨハネ誕生の日から半年を秋冬に向かう季節、冬至とつながるキリスト誕生の日から半年を春夏に向かう季節としている。
- ヨーロッパでは古くから、聖ヨハネの日の前夜に妖精や魔女、霊などが姿を現していろいろないたずらをすると伝えられ、夏至の日に薬草探しや宝探しをする風習もあった。
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2010.06.24 |