三九郎 |
さんくろう |
- 長野県松本市およびその周辺の市町村で行われる小正月の行事としての火祭り。
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- 正月に使われた松飾りなどを円錐状に組んで燃やす。
- この行事自体は全国的に行われており、「左義長」「どんど焼き」などと呼ばれる。
- 名前の由来
- 定説はないが以下の説がある。
- 神霊を乗り移させる福間三九郎と呼ばれる童子のことで、祭りを行う子供の大将がこの童子の役になって、水を浴びせられ、食べ物を強いられる風習があったことから。
- 松本城の初代城主・石川数正の長男、2代目城主、康長(1554-1642)(戦国〜江戸時代前期)の幼名である三九郎に由来。
- 陰謀により失脚した康長のたたりを恐れ、従来あった道祖神の火祭りに、その霊の退散を託した。
- 稲藁(いねわら)を円錐状に積んだものを指す「サクロ」から来ている。
- 「サ」は「サナエ(早苗)」「サオトメ(早乙女)」「サツキ(皐月)」などにみられるように、稲霊(いなだま)を意味しており、稲積みのことを「クロ」と呼ぶ地方がある。
- 以上、参考 市民タイムス記事「小正月の火祭り なぜ「三九郎」と呼ぶの?」(2007.2.4)『長野県の歴史散歩』(2006)
- 近年、少子化、松飾りや稲などを確保できなくなった、燃やす場所がない、などにより行われなくなってきている。
- しかし、伝統行事を残していこうという取り組みも行われている。
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■住宅地での三九郎(長野県松本市双葉) 動画HD
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■火がおさまった後、繭玉を焼く。
2011/1/8 |
■穂高の三九郎(長野県安曇野市)
2010/1/16 |
穂高の地図/地図 |
■燃やす前の三九郎(下の写真が燃やしたところ) 地図
2010/1/6 |
■住宅地での三九郎(長野県松本市双葉) 動画
2010/1/9 |
■大人の三九郎(長野県塩尻市)
2009/1/17 |
2011.01.22 |
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