仏教 |
往生 |
おうじょう |
- 死によってこの世を去り、他の世界へ「往(い)きて生まれる」こと。
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- 一般には往生極楽、往生浄土と使われたり、あるいは極楽往生、浄土往生ともいうように、阿弥陀仏の西方極楽浄土へ往って生まれることをいう。
- 極楽へ往って生まれるのは、必ず死後であることから、現在では往生といえば死ぬこと、もしくは困難な状況の中で身の置きどころがなく閉口することをいうが、元来は積極的な意味があった。
- 平安時代には、死に臨んで往生を決意した者には、阿弥陀仏が二十五菩薩を伴って、迎えに来るという来迎(らいごう)の信仰があった。
- この信仰は源信(平安時代中期の僧)が「往生要集」の中で説いたことに始まり、これを図示したものが「二十五菩薩来迎図」または「聖衆(しょうじゅ)来迎図」。
- 貴族などで往生を願うものは、死に臨んでこの図を掛け、図と自分の手を五色のテープでつないで来迎を待ったといわれる。
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- 日常会話の中の往生
- 往生する
- 往生際(おうじょうぎわ)
- 死に際(ぎわ)、転じて、行き詰(ゆきづ)まってあきらめようとする間際(まぎわ)。
- 一般的には「あきらめが悪い」という意味で「往生際が悪い」と使う。
- 立ち往生
- 途中で行きづまったまま動きがとれなくなること。
- 車などが事故や渋滞などで動けなくなること。
- 弁慶が弓矢をうたれて立ったまま絶命した故事からきている。
- 大往生(だいおうじょう)
- (苦しみや悩みがなく)安らかに死ぬこと。
- 一般的には90歳とか100歳とか長生きして亡くなった際に使う。
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2010.07.10 |