回向
えこう
仏教
において、自分の
功徳
を他のものに振り向けること。
大別して、死者回向と悟りへの回向の2つがある。
死者回向
自分が善行をなして積んだ功徳を死者のために回し向けるというもの。
現代においては、死んだ親族や知人の
冥福
を祈るために、生者が功徳を積み、それを死者に回向するという儀礼。
悟りへの回向
大乗仏教
において、自分の積んだ善根功徳を自分および他人を含めた一切の
衆生
が
悟り
を得るために回向するという観念。
ひとりの人間の功徳の結果がその当人だけではなく他のすべてのものにまで及ぶとする考え。
参考:エンカルタ2007
2011.04.06
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