メキシコ革命 Revolucion Mexicana
  • 1910(明治43)〜20(大正9)年、メキシコでディアス独裁体制の打倒をめざす蜂起をきっかけに起きた民族主義的な革命。
  • 20世紀前半に世界各国で発生した多くの社会革命の中で、最も早く大規模なものだった。
  • 外交官の馬場称徳(しょうとく)は、メキシコ革命の動乱で日本人移民1000人を救出した。
    • 馬場は長野県松本市の馬場家の当主で、馬場家住宅で紹介されている。
2010.02.19

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メキシコ革命の年表
西暦 日本-年代 メキシコ革命-出来事 日本-出来事 世界-出来事
1821 江戸
  • 1821 メキシコはスペインから独立。
1876 明治
  • 1876 エジソン 電球の発明
1877
  • 1877(明治10) 混乱期に軍人として頭角を現したディアスが大統領となり、以後30年以上に及び独裁を続けるが、政治的安定と経済発展が進んだ。
  • 農村には土地を持てない農民があふれ、外国資本が経済を握っていた。
1894
1903
  • 12月17日 1903 ライト兄弟 アメリカ・ノースカロライナ州キティホークで、史上初の動力飛行30メートル成功
1904
1910
  • 1910(明治43) 大統領選挙でマデロが独裁体制を批判して立候補するが、ディアスに武装蜂起準備の口実で逮捕される。
  • ディアスの勝利後、釈放されアメリカに亡命したマデロが、ディアス反対勢力を結集して、武装蜂起が起き、革命が開始される。
1911
  • 5月 1911-5(明治44) サパタが土地回復要求を掲げて、ゲリラ戦を展開し、この年の5月、ディアスはパリに亡命する。
  • 11月 1911-11 マデロが大統領に就任する。
1913 大正
  • 1913(大正2) 保守派と急進派のはざまで指導力が発揮できず、この年、保守派の軍人ウエルタにクーデターで殺される。
1914
  • 1914-15(大正3) 革命派の中の穏健派カランサがウエルタ、ビリャ、サパタらに勝利をおさめる。
  • 1914 第1次世界大戦、勃発
1917
  • 1917(大正6) カランサが大統領になる。
1918
  • 11月 1918 第1次世界大戦、終結
1920
  • 1920(大正9) カランサは革新的な憲法を制定して政治情勢は安定したが、農地改革はあまり進まず、この年、殺される。
  • 土地を持たない農民や都市の労働者層の要求は無視され続けた。
1923
1931 昭和
  • 1931(昭和6)-1933 満州事変
1934
  • 1934(昭和9) カルデナスが大統領となり、不満の解消を目指して、1940(昭和15)までの任期中、急進的な改革を次々に実施していった。
  • しかし、以後の大統領は、再び改革の手を緩めた。