写真2:定陵の入口前の広場

写真3

写真4:明楼

写真5:展示室

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明十三陵

みんじゅうさんりょう
ミンシーサンリン
昌平県
撮影日:2004/9/10
概要
  • 天寿山麓にあるの時代の皇帝の陵墓群。
  • 第3代成祖、永楽帝から13人の皇帝と23人の皇后とひとりの貴妃の陵墓がある。
  • 総面積40平方km。
  • 1409年に永楽帝の「長陵」の建造を開始してから、1644年の明朝滅亡まで、約200年間にわたり造り続けられた。
  • 初期の頃は、皇帝が亡くなったら、妃や宮女も一緒に葬られたという。
  • かつては耕作はおろか樹木の伐採も禁止されていた。
  • 「定陵」、「長陵」、「昭陵」の3カ所だけ公開されている。
定陵
ていりょう
ディンリン
写真1:明楼
  • 明第14代皇帝、神宗万暦帝の陵墓。
  • 1956(昭和31)年、十三陵で最初に発掘された。
  • 広場に東面→する正門の後ろに「禝恩殿」(しょくおんでん)は、の時代、乾隆期に改築されたが、1914(大正3)年の火災や日中戦争で失われ、今は礎石しかない。
  • その先の中庭の左右の展示室に地下宮殿から出土した遺品を展示している。
  • 定陵の門前にも新たに「十三陵博物館」が開設された。
  • 小高い城壁の上の赤い門は「明楼」で、この上から見渡せば「長陵」、「永陵」、「献陵」などがわかるというが、わからなかった。
  • 8:00AM-5:30PM
  • 8:30AM-5:00PM冬季
  • 35元 4/1-10/31
    30元 11/1-3/31
    十三陵博物館 20元
    通し券 50元

写真11

写真10

写真9

写真8

写真12:明楼からの眺め >>拡大

地下宮殿
ディシャーゴンディエン
  • 深さ27m、面積1195平方mの石造の地下室。
  • 1584年(万暦12)から6年間かかり、国費800万両を費やした。
  • 「玄宮」とも呼ばれ、「前殿」、「中殿」、「後殿」、中殿の左右の「横殿」の5殿からなる。
  • 後殿:
    • 天井は高さ9.5mのアーチ構造。
    • 奥行きは南北方向↑↓に30m、幅9.5m
    • 神宗と二人の皇后の遺体を入れた棺が中央の石台上に置かれていた。
  • 中殿:
    • 高さ3.3m、幅1.8m、重さ4tの大理石の扉をくぐる。
    • 天井はアーチ構造で、高さ7.2m、幅6m、奥行き58mで東西方向←→に延びている。
    • 中央には皇帝と二人の皇后の宝座が置かれている。
  • 横殿:
    • 中殿の左右に平行にある。
    • 中殿とは細い随道でつながっている。
    • 用途は不明。
  • 前殿:
    • 中殿の前の第2の大理石の扉をくぐる。
    • 中殿と同じ大きさ。
    • 門の内側に展示されている「自来石」は、最後に門を封鎖する仕掛けだった。
    • ここをくぐり、階段を登ると明楼の裏手の出口に出る。
  • 中はいくつもの団体のガイドの声が反響してうるさい。

写真7:明十三陵の空撮写真

写真6