とげぬき地蔵
(高岩寺)
こうがんじ
巣鴨
すがも
染井吉野の碑 |
東京都豊島区巣鴨(すがも)3丁目 |
グーグルアース座標=N35 44 8.77 E139 44 7.94 |
地図 |
撮影日:2010/4/4 |
写真1:高岩寺
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概要 |
- とげぬき地蔵の由来
- 1713(正徳(しょうとく)3)年(江戸時代中期)、ある夫人の病が、お告げにより地蔵菩薩の御影(みかげ・ぎょえい/神仏の像)をうつした1万の紙を川に浮かべて祈願することにより治癒した
- それを伝え聴いた僧が御影を2枚譲り受けた
- 1715(正徳5)年(江戸時代中期)のある日、この僧が出入りしていた家の女中が、口にくわえた針を飲み込んでしまった
- そこで御影の紙を飲ませると、吐いて針が御影を貫いて出てきた
- このことから「とげぬき地蔵」と呼ばれることになったという
- 本尊
- 本尊である地蔵菩薩は本堂に安置されているが、秘仏であるため公開されていない
- その代わりに本尊の姿を元にした御影が授与される
- 洗い観音
- 本堂の左側にある菩薩像で、1657年(江戸時代前期)の明暦の大火で妻を亡くした檀家の一人が寄進したもの
- その後、自分の体の悪いところと同じところを洗うと治るという信仰が生まれた
- 永年こすられてすり減ったため、1992(平成4)年に建てなおされた
- この像が「とげぬき地蔵」だと勘違いしている人も多いという
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- 巣鴨地蔵通り商店街
- 高岩寺の門前の通りで、元は旧中山道(きゅうなかせんどう)の一部だったという
- 女性の高齢者が多く訪れることから、若者が多くあつまる原宿(東京都渋谷区)にならって、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれている
- 毎月の4・14・24日と4のつく日は縁日で、通りは屋台などでにぎわう
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- 桜のソメイヨシノ発祥の地
- 巣鴨から東隣りの駒込にかけては江戸時代、染井村があり、ここで桜の品種、染井吉野が作りだされたという
- 山手線沿線に「染井吉野の碑」がある
- 隣の駒込の染井吉野桜記念公園にも碑がある
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関連HP |
巣鴨地蔵通り商店街 |