八丈町|東京都

八丈町
はちじょうまち
(八丈島)

グーグルアース座標= N33 6 46.37 E139 46 44.47

概要

東京都の伊豆諸島南部、八丈島(はちじょうじま)と八丈小島からなる町
- 伊豆諸島の中では大島町に次いで発展している
- 八丈島西方約４kmの八丈小島は無人島
漁獲量は魚類と藻類を中心に、伊豆諸島中で最も多い
近年は減産傾向が著しいが、草木染の紬織物(つむぎおりもの)として有名な黄八丈は重要な特産品
かつては「鳥も通わぬ八丈島」といわれた流刑地(るけいち)で、流人(るにん)の数は伊豆諸島中最も多く、江戸時代に約1900人をかぞえた
- 流人第１号は関ヶ原の戦に敗(やぶ)れた宇喜多秀家(うきたいえひで)といわれる
- 江戸初期の流人の中には文化人が多く、島の発展に寄与した人も少なくない
  - 北方探検家で著名な近藤重蔵の長男近藤富蔵は殺傷事件を起こして1827(文政10)年(江戸時代後期)に流されたが、この地で伊豆諸島研究の貴重な史料「八丈実記」を著(あらわ)した
明治期には新天地を求めて島外へ移住する人々が現れ、小笠原諸島や南大東島(みなみだいとうじま)(沖縄県南大東村(みなみだいとうそん))、サイパン島(アメリカ合衆国自治領)などを開拓した