関東平野 かんとうへいや
  • 本州中央部にある日本最大の平野。
  • 関東地方の主要部を占め、東京都と神奈川・埼玉・群馬・栃木・茨城・千葉各県の1キ6県にまたがる。
  • 地形
    • 全体
      • 沖積低地および台地、丘陵からなり、全体に周辺部から中心に向かって低くなる盆地構造。
      • 北は阿武隈高地・八溝山地・足尾山地、西は関東山地に接し、南は房総・三浦の両半島の丘陵と東京・相模の両湾、東は太平洋にのぞむ。
    • 丘陵
      • 北および西の縁には、多摩・狭山(さやま)・比企(ひき)などの丘陵がある。
        • 丘陵の内側に位置する洪積台地は、平野のなかで最も広い面積を占め、武蔵野(むさしの)・相模原(さがみはら)のほか常総(じょうそう)・下総(しもうさ)などの台地がある。
        • 台地の表面は関東ロームに覆われている。
    • 湖沼
      • 東部を中心に、霞ヶ浦・北浦・涸沼・手賀沼・印旛沼などの湖沼があるが、これらは溺れ谷の海湾の出口が河川の堆積物により埋められたもの。
    • 河川
      • 河川の多くは平野を北西から南東に流れ、太平洋と東京・相模両湾にそそいでいる。
        • おもな河川には利根川渡良瀬川・鬼怒川・小貝川・那珂川(なかがわ)・久慈川・荒川多摩川・相模川・酒匂川(さかわがわ)がある。
          • 利根川の流域面積は平野のほぼ半分を占める。
  • 開発
    • 近畿地方の平野に比べて開発は遅れたが、平安時代中頃から鎌倉時代に拓け始めた。
    • 江戸時代になると新田開発が盛んになり、水田面積が拡大した。
      • 台地は地下水面が低いため、水田にむかず開発はさらに遅れて畑作地帯がつくられていった。
      • 内陸部には養蚕・製糸・絹織物業などが興った。
    • 明治時代以降、首都となった東京を中心に都市化・工業化が進む一方、市場に近いという利点を生かして近郊農業も盛んになった。
    • 東京を中心に放射状にのびる鉄道や道路を軸として、各県の県庁所在都市のほか多数の衛星都市を結ぶ樹枝状の交通網が平野をくまなく覆っている。
      • 宅地化の波は平野のほぼ全域におよび、東京と密接に結びついた巨大都市圏が形成されている。
  • 関東平野は地形学的には盆地と考えられるという。
  • 参考:エンカルタ2007
2010.05.24

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