- 1940(昭和15)年、第2次近衛文麿内閣は、それまでの国内の総力を戦争協力体制に統合することが目的だった国民精神総動員運動などの新体制運動を核に大政翼賛会を組織する。
- 全政党も国民が一致団結して支持する強力な政治体制をつくるため協力することになった。
- 総裁は内閣総理大臣、全国に支部組織をおき、各支部長には知事・市町村長が就任した。
- 1942(昭和17)年、翼賛選挙後、力を得た東条英機内閣は翼賛会に大日本産業報国会(労働者の統制が目的)・大日本婦人会などの官製国民運動団体を組み込み、さらに町内会・隣組もその末端組織とし、国民の生活のすみずみまで国家権力による統制を実現した。
- 本土決戦の迫った戦争末期に国民義勇隊へ発展解消されるまで、翼賛会は活動を続けた。
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