卒塔婆・(塔婆) そとば・(とうば)
  • 死者の冥福を祈って行う仏事の時に墓に立てる、梵字(サンスクリットの字)や死者の戒名などを記(しる)した細長い板。
    • 塔婆ともいう。
  • 「卒塔婆」は、サンスクリットの「ストゥーパ」に由来する。
  • 歴史
    • 卒塔婆は本来、土やレンガを高く積み上げた塚のことを意味している。
    • 仏教において、釈迦が亡くなった後、「舎利」と呼ばれる遺骨は分けられて、それを納める仏舎利塔が建てられた。
  • 日本において
    • 塔は高いものに変化し、三重塔や五重塔、現存はしていないが七重の塔や九重の塔などが建てられた。
    • 五輪の形をした塔が墓として広まる。
    • 石や木に刻み目をつけただけの墓や供養塔が建てられるようになり、それが卒塔婆へと発展していく。
    • 現在でも卒塔婆の上部には五輪塔を模した形になっている。
関連
卒塔婆生産日本一の日の出町(東京都)
野上下郷石塔婆(のがみしもごうせきとうば)(日本一の青石塔婆)のある長瀞町(埼玉県)
関連HP
日の出町商工会
日本の墓
・・・卒塔婆

・・・卒塔婆
2010.07.17

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