植物 |
蕎麦 |
そば
Buckwheat |
- カスピ海沿岸(アゼルバイジャン、イラン、カザフスタン、トルクメニスタン、ロシア)とアムール川流域(中国、ロシア)が原産である、種子が麺類のそばの原料になるタデ科の一年草。
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- 英名は、”ブナの実に似たコムギ”という意味で、かつて日本でもブナの実のことをソバクリと呼んだ。
- 16世紀ごろ(室町後期〜安土桃山時代)に西ヨーロッパにもたらされた。
- 種子は家畜や家禽のえさにしたり、ひいて粉にした。
- 茎や葉は飼料や敷きわらにした。
- ミツバチはこの花の蜜から、色が濃く香りの高いハチミツをつくる。
- 日本には、5世紀半ば頃(古墳時代中期)から存在していた。
- ソバ粉にはグルテンが含まれず、コムギよりも良質なタンパク質が多い。
- 17世紀(江戸時代)以降製粉したソバを麺にして(そば切り)食べたが、それ以前は、そばがきにしたり、粥(かゆ)にして食べていた。
- 救荒作物としても栽培されていたが明治以後、作付け面積は減り続け、年々輸入量が増えている。
- ほかに栽培されている種はシベリア原産のダッタンソバだけで、種子の縁(へり)がぎざぎざしていることと生長が速いことで区別できる。
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■ソバの花:中山高原(長野県大町市)
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■神代水生植物園隣接の深大寺城跡にあるソバ畑(東京都調布市)
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