| 植物 | 
    
      | 松 | まつ Pine
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        日本における代表的な吉祥木の一つとして、また、長寿を象徴する木として、古くから親しまれてきた。
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        和食の(例えばウナギの「うな重」)ランクで「松竹梅」(しょうちくばい)というものがあり、「松」(まつ)のランクは最上を意味する。
        
          (「うな重」の「松竹梅」はその質が変わるのではなく、量の大中小)
        マツ属の植物は世界に約93種が知られている。
        
          常緑の高木で、樹皮は赤褐色または、黒褐色あるいは灰褐色で、ひび割れする。
        日本には、針葉が2本のものが多い二葉松類のクロマツとアカマツ、5本のものが多い五葉松類にチョウセンゴヨウ、ゴヨウマツ、ハイマツなどが自生している。
        果実は球果で、「松かさ」、または「松ぼっくり」と呼ばれる。 利用
        
          マツの類は用途も多く、薪炭材や用材、庭木、盆栽、門松、いけばなの材料などにされ、とくにゴヨウマツは盆栽によく用いられる。
          庭木としては門柱の片側に添えて植えられ、差し枝を長く伸ばしたものは門冠(もんかぶ)りといわれる。
          三保松原(みほのまつばら)(静岡県静岡市清水区)など白砂青松の美しい風景でもマツは重要な役割を担っている。
          海岸の防潮、防風、飛砂防止には、クロマツが植えられている。
          アカマツ、クロマツなどの樹脂は、テレピン油やロジンに精製され、薬用や工業用に利用されている。
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