山極勝三郎 やまぎわ かつさぶろう
  • 世界で初めて化学物質による人工ガンを発生させた化学者。
  • 1863-1930(昭和5)(68歳)
  • 1926年(昭和元年)のノーベル医学生理学賞の最終選考で、ネズミにゴキブリを食べさせて胃ガンを作ったとするデンマークのフィビガーとウサギの耳にコールタールを塗り続けて皮膚ガンを作った山極勝三郎が残り、フィビガーが受賞した。
    • しかし後に、追試によりフィビガーがガンとしたものはガンではなかったことがわかる。
    • 1966年(昭和41)、当時の選考委員の一人の日本での講演で、選考過程で、アジア人にノーベル賞はまだ早いという意見が通ってしまった、とわかる。
  • ノーベル賞は逃したが、それ以外では国の内外で様々な賞を受けていた。
  • 上田城跡公園(長野県上田市)の中にある上田市立博物館に「山極勝三郎記念室」がある。
■「山極勝三郎記念室」がある上田市立博物館 上田城跡公園(長野県上田市)

2005/8/16
2010.2.9
山極勝三郎の歴史
西暦 日本-年代 山極勝三郎 日本-出来事 世界-出来事
1863 江戸時代
  • 上田藩(現、長野県上田市)に生まれる。
1876 明治時代
  • 1876 エジソン 電球の発明
1879
  • 上京し、上田出身の東京の開業医の養子になる。
1880
  • ドイツ語学校でドイツ語を学んで、東京帝国大学予備門に入学。
1885
  • 東京帝国大学医学部に入学。
1888
  • 首席で卒業。
1891
  • 東京帝国大学助教授になる。ツベルクリン研究のためドイツに留学。
1894
  • ドイツから帰国する。
1895
  • 東京帝国大学教授に就任。医学博士になる。
1898
  • ペスト研究のため台湾に出張する。
1899
  • 結核を発病。
1903
  • 12月17日 1903 ライト兄弟 アメリカ・ノースカロライナ州キティホークで、史上初の動力飛行に成功
1904
1908
  • 雑誌「癌」を創刊。
1914 大正時代
  • 1914 第1次世界大戦、勃発
1918
  • 11月 1918 第1次世界大戦、終結
1923
  • 大学を定年で退官する。
1926 昭和時代
  • 「人工ガン」でノーベル医学生理学賞の授賞を逃す。
1930
  • 肺炎で68歳で死去。

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