はやぶさ |
- 宇宙科学研究所が2003(平成15)年に打ち上げ、2010(平成22)年に帰還し、国民的人気となった小惑星探査機。
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- 宇宙科学研究所は同年、JAXAの部門になる。
- 2005(平成17)年、小惑星イトカワに到達。
- 微小なサンプル(結果として)を採取し、60億kmの旅の末、2010(平成22)年6月13日に大気圏に突入、本体は燃え尽きたが、サンプルを収めたカプセルは無事、オーストラリアの立ち入り制限区域にパラシュート降下した。
- 計画では2007(平成19)年に帰還の予定だった。
- 途中ではマスコミに取り上げられることはあまりなかったが、数カ月前に絶望視されていた帰還の可能性が出てきたため、徐々にマスコミに取り上げられ始めた。
- 数々の機器トラブル、長期間の通信途絶による行方不明状態などの困難を克服した末の帰還だったため、共感の環がひろがっていった。
- しかし、流星のように火花を散らしながら空を横切る印象的な姿は、テレビでは生中継されることはなかった。
- (後から生中継すればよかったと思ったテレビ関係者は多かったと思われる)
- 帰還後に熱狂的に受け入れられ国民的関心事となった。
- はやぶさを描いたプラネタリウム用の番組や帰還カプセルの巡回展示は各地で行列ができるほど人気となった。
- 帰還1カ月前に、国際宇宙航行アカデミー(IAA:International Academy of Astronautics)が創立50周年記念で、はやぶさプロジェクトを宇宙開発史上のトップ7に選んだ。
- 同年、プロジェクトチームが菊池寛賞を受賞。
- 同年、流行語大賞にノミネートされる。
- 同年末、天皇・皇后両陛下は、はやぶさの快挙に触れた。
- 責任者の川口淳一郎教授など関係者は数々のテレビ番組に出演した。
- 2011(平成23)年、米国宇宙協会のフォン・ブラウン賞を受賞。
- 2011(平成23)年、はやぶさは「世界で初めて小惑星から物質を持ち帰った探査機」としてギネスに認定された。
- はやぶさのプロジェクトを題材にした3本の劇場用映画が企画された。 (2011時点)
- 「はやぶさ/HAYABUSA」2011(平成23)年10月公開。
- 「はやぶさ 遥かなる帰還」 2012(平成24)年2月公開。
- 「おかえり、はやぶさ」 2012(平成24)年3月公開。
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関連 |
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■はやぶさの実物大模型・・・JAXA相模原キャンパス(神奈川県相模原市中央区)
2011/11/27 |
■はやぶさの模型・・・相模原市立博物館(神奈川県相模原市中央区)
2011/11/27 |
■帰還カプセルの模型・・・JAXAi(東京都千代田区)
2010/12/23 |
関連HP |
「はやぶさ」帰還 カプセル落下を確認(YouTube) |
2011.06.22 |
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