- 2006(平成18)年時点で軌道が確定、登録されたものは約13万個に達している。
- 大型望遠鏡による観察の結果、年々発見数は増えている。
- 軌道が未確定の小惑星の数は数十万個あるといわれている。
- 2006(平成18)年の国際天文学連合(IAU)の総会で「太陽系小天体(Small Solar System Bodies)」に分類されることとなった。
- 最大の小惑星は2003(平成15)年に発見された小惑星番号90377番セドナと呼ばれる天体。
- 1801年(日本-江戸時代後期)、最初に発見された1番ケレス(セレスとも)は、2006(平成18)年に国際天文学連合により小惑星ではなく、「準惑星(Dwarf Planet)」に分類されることになった。
- 太陽系内の小惑星すべての質量を合わせても、月の質量よりもはるかに小さい。
- 大きな小惑星はほぼ球形をしているが、直径が160kmよりも小さなものは細長い不規則な形が多い。
- たいていの小惑星は、大きさに関わらず、5〜20時間かけて1回転している。
- 火星のデイモスやフォボス、木星のレダやアナンケ、土星のフォエベ、また発見が相次ぐ天王星や海王星などの衛星はきわめて小さなことから、これらの惑星にとらえられた小惑星ではないかと考えられている。
- 近年は、すでに予想されていたことだが、一部の小惑星は連星を形成しており、衛星を伴っていることも次々と確認されている。
- 火星と木星の間の主小惑星帯(メインベルト)と呼ばれる軌道を周回する小惑星群は惑星の残骸ではないかと考えられている。
- これらの小惑星は大きな惑星を形成することも可能であったが、近くにある木星の重力の影響によって惑星を形成できなかったものと思われる
- 最初は数十個の小惑星が存在していただけだったのが、互いに衝突してバラバラになり、数を増してきたと考えられている。
- 小惑星はきわめて小さな天体であることから望遠鏡での観測も難しい。
- 1991(平成3)年、木星に向かう途中のNASAの探査機ガリレオは、小惑星初のクローズアップ写真である951番ガスプラの撮影に成功した。
- 地球で発見された隕石の大部分は、小惑星のかけらであると考えられる。
- 大型の小惑星が地球に衝突する確率は高くはないがゼロでもないため、衝突する可能性のある小天体を発見し、監視・研究することを目的とした国際スペースガード財団が設立されている。
- 1996(平成8)年、日本スペースガード協会も発足した。
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