アメリカ |
NASA
アメリカ航空宇宙局 |
National Aeronautics and Space Administration
ナサ
アメリカこうくううちゅうきょく |
- 1958(昭和33)年、国家航空宇宙法に基づいて設立されたアメリカ合衆国の政府機関。
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- 武器になるもの以外のすべての航空宇宙分野を担当する。
- 独立した大統領直属の組織となっている。
- 長官は文民から選ばれ、議会の同意を得て大統領が任命する。
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- 主な宇宙計画
- マーキュリー計画
- 1959(昭和34)年〜1963(昭和38)年
- 旧ソ連に次ぐ有人宇宙飛行計画。
- 名称はローマ神話の使いの神に由来する。
- 1962(昭和37)年、初の地球周回飛行を行う。
- ジェミニ計画
- 1965(昭和40)年〜1966(昭和41)年
- マーキュリー計画とアポロ計画との間の中間的な段階の有人宇宙飛行計画。
- 2人の宇宙飛行士を同時に宇宙に送り出すという意味で、ふたご座を指す「ジェミニ」の名前が使われた。
- 人工衛星とのランデブーやドッキングを行った。
- アポロ計画(Apollo program)
- 1961(昭和36)年〜1972(昭和47)年
- 有人月着陸計画
- ギリシャ神話の神アポロ(アポロン)に由来する。
- 1961年、大統領ジョン・F・ケネディによって、1960年代中に人間を月に到達させるとの声明を発表する。
- 1967(昭和42)年、発射台上にあったアポロ1号は、純粋酸素が満たされた船内で火災が発生、乗組員3人が焼死した。
- 1968(昭和43)年、アポロ8号により、初めて地球以外の天体である月の有人周回飛行を成功する。
- 1969(昭和44)年、アポロ11号により、人類初の月着陸に成功、以後合わせて6回の月着陸を行う。
- この年発売され、現在も販売されている明治製菓のチョコレート、「アポロ」は11号に由来し、帰還船の形をしている。
- 1970(昭和45)年、アポロ13号は月へ向かう途中、機械船の酸素タンクの爆発により、深刻な電力、水、酸素不足に陥った。
- しかし、着陸船を救命ボートとし、電力などを極限まで節約、月を回り込んで無事に帰還することに成功する。
- このことにより、13号は「成功した失敗("successful failure")」「栄光ある失敗」などと称されることになる。
- トム・ハンクス主演の映画「アポロ13」(1995(平成7)年)になる。
- 第68回アカデミー賞において編集賞、音響賞の2部門を受賞。
- 1971(昭和46)年、アポロ15号で初めて月面車を使用し、約28kmを移動した。
- 1972(昭和47)年、アポロ17号の月面着陸をもって計画は終了する。
- 空気のない月面の旗が揺れているなどの疑問から、月面のシーンは地上で撮影されたものではないかという疑惑がいまもって取り沙汰されている。
- スカイラブ計画(Project Skylab)
- 宇宙ステーション計画。
- 旧ソ連によるサリュート1号に次ぐ計画だった。
- 公募による名称でラブはlaboratory(実験室)の略。
- 地球軌道上を1973(昭和48)年〜1979(昭和54)年まで周回し、1973(昭和48)年〜1974(昭和49)年にかけて合計3回、宇宙飛行士が滞在した。
- 1979(昭和54)年、大気圏に再突入し燃え尽きた。一部の破片がオーストラリアに落下した。
- スペースシャトル
- 国際宇宙ステーション
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*2011.02.25 |
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