万有引力 |
ばんゆういんりょく
Universal Gravitation |
- すべての物体間において常に働いている、互いを引きあう力(引力)。
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- イギリスの物理学者ニュートンにより1687年(日本-江戸時代前期)に万有引力の法則として定式化された。
- リンゴが木から落ちるのを見て、ニュートンはリンゴが落ちるのは地球が引くからであると考えた。
- さらに、物体と物体には引きあう力があり、この力は宇宙全体にも広がっていて、月を地球のまわりにまわらせているにちがいないと考えた。
- 有名なリンゴの逸話は真偽のほどははっきりしていないという。
- 常にある点を向いた一定の大きさの向心力が働いている物体は等速円運動をすることをニュートンは知っていたので、地球の引力は月にも及ぶとし、その力は距離の2乗に反比例するとして計算、これを万有引力の法則という。
- 万有引力は物体の質量と物体間の距離によってのみ決定され、物体の形状や構造などといった性質にはよらない。
- これにより、天界と地上で同じ自然法則が成立していることが明らかになり、ニュートンは、天と地の自然法則を統一した。
- 後にアインシュタインの一般相対性理論によってより一般的な重力場の理論へと発展させられた。
- ニュートンの万有引力が日本で最初に紹介されたのは、1800年(寛政12)、江戸時代後期の蘭学者志筑忠雄(しづき ただお)が翻訳した「暦象新書」による。
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■万有引力の法則を発見した木の4代目・・・大町エネルギー博物館(長野県大町市)
2015/9/5 |
2010.07.25 |