仏教
愛染明王 あいぜんみょうおう
  • 仏教の守護神である明王のひとつ。
  • サンスクリットの Raga-raja の訳。
  • 愛染とは愛欲と貪染(とんぜん:物事に深く心をとらえられること)の2語を縮めた言葉で、この2つは煩悩ではあるが、密教では愛の積極的な活動力を評価して、衆生を救済できる原動力とする。
    • 愛染明王はこの境地を表したもので、金剛菩薩の化身とされる。
    • 尊像はふつう愛欲の激しさを表現して赤色に塗られている。
  • 日本に伝えられたのは、平安時代初期と考えられ、諸仏の中でも特に霊験著しいとされた。
    • 中世(鎌倉・室町時代)(鎌倉・室町時代)以降は縁結びの神、美貌の神などとされ、遊女の間での信仰が盛んだった。
  • 参考:エンカルタ2007
■愛染明王像 高崎白衣大観音(群馬県高崎市)

2010/6/1
2010.07.09

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