- サンスクリットの Raga-raja の訳。
- 愛染とは愛欲と貪染(とんぜん:物事に深く心をとらえられること)の2語を縮めた言葉で、この2つは煩悩ではあるが、密教では愛の積極的な活動力を評価して、衆生を救済できる原動力とする。
- 愛染明王はこの境地を表したもので、金剛菩薩の化身とされる。
- 尊像はふつう愛欲の激しさを表現して赤色に塗られている。
- 日本に伝えられたのは、平安時代初期と考えられ、諸仏の中でも特に霊験著しいとされた。
- 中世(鎌倉・室町時代)(鎌倉・室町時代)以降は縁結びの神、美貌の神などとされ、遊女の間での信仰が盛んだった。
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