鰹 |
かつお
Bonito / skipjack (tuna) |
- マグロやサバと近縁で、世界中の温帯から熱帯の海に生息する魚。
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- 通常漁獲されるものは30〜60cmの大きさ。
- 海の表層に大群をなして回遊している。
- 群れはほかの動物や浮遊物につくことが多い。
- ジンベイザメにつく「サメ付き群」は、漁師はサメを大漁の目安としている。
- マグロと同じように熱を体内に保つ仕組みがあり、そのため魚類中最高の遊泳能力があるといわれる。
- 鰾(うきぶくろ)が無いため、マグロと同じように泳ぎ続けなければならない。
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- 日本でのカツオ
- 初鰹(はつがつお)
- 上り鰹(のぼりがつお)ともいい、カツオは夏に黒潮と親潮とがぶつかる三陸海岸沖辺り(東北地方)まで北上する。
- 夏の到来を告げるその年初めてのカツオの水揚げを「初鰹」と呼ぶ。
- 漁港によって時期が違うが、一般的に漁獲高の大きい高知県の初鰹の時期を「初鰹」としている。
- 初鰹は脂はのっていないが、さっぱりとした味なのが特徴。
- 現在も初鰹の季節になるとよく引用される、山口素堂(1642-1716(江戸時代前期))の「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」の句や「女房を質に入れてでも食べたい」の言葉があるほど、江戸時代から好まれていた。
- 戻り鰹(もどりがつお)
- 秋に親潮の勢力が強くなって南下するカツオ。
- 低い海水温の影響で脂がのっていて、北上時とは異なる食味になる。
- 食
- たたき
- 刺し身でも食べるが、肉が柔らかく水っぽいため、火で軽くあぶって、塩をふり、酢をつけた包丁でたたいて身をしめた「土佐風のたたき」が好まれる。
- 全漁獲量の半分が鰹節(かつおぶし)にされる。
- 欧米ではほとんどが缶詰にされる。
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関連HP |
市場魚貝図鑑
・・・カツオ |
WEB魚図鑑
・・・カツオ |
味の素株式会社
・・・かつお大百科 |
枕崎ぶえん鰹(枕崎市漁業協同組合)(鹿児島県) |
土佐鰹水産株式会社(高知県黒潮町(くろしおちょう)) |
■初鰹(右)と戻り鰹のカットモデル・・・日本列島の素顔:国立科学博物館日本館(東京都台東区)
2011/2/16 |
2011.07.16 |
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