動物 |
蛙 |
かえる
Frog |
|
- 南極や北極、乾燥した砂漠、大洋に点在する島々をのぞく、世界のほとんどの地域に生息する。
- とくに湿度の高い熱帯地方にさまざまな種類がみられる。
- 後脚が長く、ほとんどの種は長い距離のジャンプができる。
- ふつう水かきがあり、泳ぎが得意。
- カエルはたいてい鳴き声を出すが、とくにオスがよく鳴く。
- ほとんどの両生類と同様、カエルは自由生活型の幼生段階を経て、完全変態して成体になる。
- 多くは水中で産卵するが、水上にある草木や陸上の湿った場所に産卵するものや、卵を両親どちらかの体に付着させるものさえいる。
- 幼生段階のオタマジャクシには鰓(えら)と尾があり、ほとんどのものは藻類やその他の植物質を餌(えさ)にするが、肉食性で自分の兄弟を食べるものもいる。
- オタマジャクシは、成熟すると尾が消えて肺が発達し、鰓はなくなり、脚がはえ、成体の形態ができあがる。
- アカガエル科の仲間はほぼ世界全域に生息し、よく知られたものが多い。
- 日本に分布するカエルの3分の2がこの科に属する。
- 体色はニホンアカガエルやヤマアカガエルのように赤っぽいものや、トノサマガエルやイシカワガエルのように緑色を帯びているものがある。
- アメリカ原産のカエルでは最大種のウシガエルは、体重約0.5kg、体長46cmになり、帰化種として日本全国に分布する。
- アメリカでもっとも一般的なカエルはヒョウガエルで、池や沼、川などにふつうに見られる。
- ヨーロッパで広く知られるものには、ヨーロッパアカガエルと、一般に食料として利用されているヨーロッパトノサマガエルの2種がある。
- 体長66cm、体重4.5kgに達し、世界最大のカエルであるアフリカのゴライアスガエルも、この科の1種である。
- 北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アジアに分布するアマガエル科の仲間は、木の上での生活に適した体をもつものが多い。
- これらは足指の先に広がった粘着性の吸盤があり、なめらかな表面を登ることができる。
- アジアに生息するアオガエル科の仲間には、さらに樹上生活に適したものがいる。
- 大半のカエルは人間に無害だが、南アメリカ産のヤドクガエルのように、皮膚から強力な毒液を分泌するものもいる。
|
|
|
関連 |
- 付近の夜の田んぼのカエルの鳴き声・・・動画(道の駅きたかわべ・埼玉県加須市)
- ウシガエル?の鳴き声・・・動画(浮野の里・埼玉県加須市)
|
|
関連HP |
両生類 びっきぃとやまどじょう |
■乾燥地にすむソバージュネコメガエル・・・自然を生き抜く工夫:国立科学博物館地球館(東京都台東区)
2011/4/15 |
■カエルの鳴き声・・・たんけん広場 発見の森:国立科学博物館地球館(東京都台東区)
アマガエル鳴き声動画/モリアオガエル鳴き声動画
2011/4/15 |
■コバルトヤドクガエル・・・上野動物園(東京都台東区)
2011/4/7 |
■貫前神社の「無事カエル」(群馬県富岡市)
2010/5/31 |
■カエル大明神 なわて通り(長野県松本市)
2008/1/11 |
2011.07.24/2010.05.20 |
|