アメリカ・ハワイ州/日本
すばる望遠鏡 すばるぼうえんきょう
Subaru Telescope
  • 日本の国立天文台ハワイ観測所の施設として、ハワイ島(アメリカ・ハワイ州)のマウナケア山山頂付近(標高4139m)に建設された大型光学赤外線望遠鏡。
  • 1999(平成11)年完成。
  • 直径8.83m、有効口径8.2mという世界最大の一枚鏡による反射望遠鏡 (2011時点)で、総重量は555t。
  • 「すばる」は、建設が始まった1991(平成3)年に公募によって選ばれた愛称。
  • 世界中の天文学者の共同利用に供されている。
  • 反射鏡の歪みは、コンピューターで制御された261本のアクチュエーター(差動装置)によって補正されている。
  • 通常は望遠鏡を格納する半球状のドームを、茶筒型にすることで乱気流の発生を防ぎ、また熱源となる観測棟と望遠鏡とを別棟にするなどの工夫で星像の悪化を防いでいる。
  • 2006年(平成18)、高出力レーザーを用いて高度100km付近の大気中にあるナトリウム原子を励起(発光)させて作りだした人工星をガイドに利用することで、空気の揺らぎを補正する補償光学を実現。
    • 「すばる」はハッブル宇宙望遠鏡をこえる空間分解能(近接する2つの物をみわける能力)を実現。
  • 主鏡の4つの焦点には7つの観測装置がつけられている。
    • 主焦点に取り付けられたカメラは、このクラスの大望遠鏡としてはほかに例がなく、一度に満月ほどの広い面積を観測することができる。
関連HP
すばる望遠鏡
■望遠鏡部の模型・・・宇宙・物質・法則:国立科学博物館地球館(東京都台東区)

2011/2/16
■可動模型 国立天文台(東京都三鷹市) ビデオ映像あり動画

2009/12/24
■可動模型 日本科学未来館(東京都江東区)

2004/7/16
2011.07.17

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