中国・日本
盧溝橋事件 ろこうきょうじけん
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  • 1937(昭和12)年7月7日〜11日に北京(当時・北平)南西郊外の盧溝橋(俗に蘆溝橋)一帯で起きた日中両軍の軍事衝突。
  • この衝突事件は日中戦争の発端となり、中国では七・七事変ともいう。
    • 日本では当時、北支事変とよんだ。
  • 経緯
    • 7日午後10時半ごろ、盧溝橋近くで演習中の日本軍支那駐屯歩兵隊の中隊長が、中国軍のものとみられる竜王廟方面からの小銃の実弾射撃音を聞き、兵1名が行方不明になる事態が発生した。
      • 兵は後に帰隊したが、8日午前4時23分、日本軍に攻撃命令が出されて日中両軍の戦闘が始まった。
    • 11日夜8時、両軍に停戦協定が成立して事件は終わるかにみえた。
      • しかし、盧溝橋事件を中国の計画的武力攻撃だとした近衛文麿内閣は、この日すでに「華北派兵声明」を発表し、3個師団の動員を決定していた。
      • 一方、中国国民政府側も日本の華北侵略に対して徹底抗戦を決めていたため、7月28日、日本軍が華北へ総攻撃を開始、日中全面戦争に突入した。
  • 参考:エンカルタ2007
2010.06.30

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