築地市場記事
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未記入は朝日新聞
2011.02.23
  • 串タマン参上
  • 「卵焼き激戦区」で奮闘
  • [つきじ図鑑]
  • 串タマンは卵焼き専門店「築地山長(やまちょう)」の看板商品である、厚焼き卵を串に刺した「串玉」に由来。
2011.01.05
  • 初詣 参拝客が長蛇の列
  • 波除稲荷神社(なみよけいなり・・・)
  • [つきじ図鑑]
2011.01.05
  • 1本 3249万円 初競り
  • クロマグロ
2010.12.31
  • 年越しの友はごちそう
  • 築地市場、大にぎわい
2010.12.22
  • 混戦制す ぶつかりの妙
  • 3輪自動車ターレ
  • [つきじ図鑑]
2010.11.17
  • ふぐとら練習用
  • 免許に必需「季節もの」
  • [つきじ図鑑]
  • フグ調理師試験の受験者が、実技の練習をするために使う。
    • 1匹1200円ほど。
2009.09.01
  • 魚河岸に続く憩いの場
  • 「珈琲(コーヒー)店 愛養」
2008.07.07
  • 築地の市場に土佐の味
  • コウチ・マーケット
  • 全国対抗ふるさと自慢!アンテナショップ巡り
  • 活気あふれる築地場外市場内にあるのが2003(平成15)年にオープンした高知県公認のアンテナショップ「コウチ・マーケット」。
    • 四万十の青ノリやミネラル豊富な塩、きし豆入りの土佐番茶など約500点を販売。
    • 各種専門店が並ぶ築地の中で、「地域ブランドを集めている店は特殊です」と平永店長。
    • 店長は築地で最初にちりめんじゃこを販売した老舗、カネシン水産の代表でもある。
  • 「コウチ」の主力は味噌やポン酢、焼酎などユズを使った約100種の加工品。
    • 中でもユズの”和”の風味とすっきりとした味わいが楽しめる飲料水「馬路(うまじ)村ごっくんゆず」は一番の売れ筋。
    • ”県民飲料”というほど地元に根付いた商品で、「ユズで村おこしを成功させた馬路村の代表作です」と店長。
  • そのほか四万十川の清流で育ち、風味を残して焼いたウナギのかば焼き(冷凍)や、カツオのたたきなど海の幸との相性を考えて作られた淡麗辛口の地酒なども人気だという。
定年時代(朝日新聞)
2008.06.10
  • 「築地魚河岸三代目」広告 
2008.05.01
  • 活況の築地 行く末は 
  • 午前5時、卸売場でセリが始まる。
    • 圧巻は巨大なマグロのセリ。
    • 卸売業者のかけ声とともに、仲卸業者たちの真剣勝負が繰り広げられる。
    • 場内の通路を、魚を積んだターレットトラックと呼ばれる小型の自動三輪車、昔ながらの木製の荷車がせわしなく行き来する。
    • よそ見しようものなら、ひかれそうだ。
  • 中にある仲卸業者は約800。
    • 新鮮で豊富な魚介類を求め、鮮魚店や飲食店などの買い出しでにぎわう。
    • 見学者、特に外国人観光客が多い。
    • 和食、洋食、牛丼店も立ち並び、とりわけ新鮮なネタが売りのすし店の人気は高く、有名店はいつも長蛇の列ができる。
  • 11時ともなれば取引は終わる。
    • がらんとした空間の片隅には、魚を入れていた発泡スチロールの箱がうずたかく積まれている。
    • 1日に圧縮処理される量は11トンにもなる。
2008.01.05
  • 水産物や野菜の新年初競りが行われた。
    • 今年の最高値は例年通り青森県大間産の本マグロで1キロ当たり2万2千円、1本約600万円の値が付いた。
2007.12.26
  • キティちゃん、エコ一役
  • 築地限定、場外の若だんならバッグ製作
  • 築地場外市場でしか買えない、サンリオのキャラクター「キティちゃん」のエコバッグを、同地区の商業団体などでつくるNPO法人「築地食のまちづくり協議会」が作った、キティちゃんがマグロを持ったり、荷物を運ぶ3輪自動車「ターレット」に乗ったりと、築地や市場を連想するデザインにこだわった。
  • 築地を訪れる観光客に喜んでもらおうと、場外市場で働く「若だんな」と呼ばれる同協議会のメンバーが、築地限定の開発を思いついた。
    • キティちゃんは幅広い年齢層に人気がある。
    • 加えて築地には女性の客が多く、エコバッグを作れば買った品物を入れて歩くこともできると考えた。
  • 築地4丁目のコーヒー店「インフォコーヒースペース ヨネモト」で販売している。
2007.11.23
  • ふぐ内臓17キロ除毒場外にポイッ
  • ふぐの内臓約17キロを定められた除毒場でない所に捨てたとして、東京都は鮮魚仲卸の「佃友(つくとも)」をふぐ扱い業務停止の行政処分にした。
    • 男性従業員(50)が、ふぐ約70匹分の内臓をポリ袋に包んで市場内の一般廃棄物集積所に捨てたところをごみ処理業者が目撃。
    • 都条例では市場内の除毒場に1キロ100円の費用で捨てる必要がある。
2006.12.18
  • 天声人語
  • 市場の正門に落とし物の掲示板がある。
    • 「ふぐ1尾、はも1尾、ひらめ2尾」「数の子」「かんぱち、あいなめ」など。
  • 腐る前に持ち主が現れればいいけれど、来ないときはどうするのだろう。
    • 規則に沿って、業者が買い取る。
    • その売上金を警察に届け出る。
    • 半年経って落とし主が現れなかったら、届け主に代金を渡す。
  • 去年までは、そうだったが、昨夏から「安全と安心を優先させる」という理由で、すぐに廃棄処分するようになった。
    • 保管中に爆発でもしたら困ると考えての「テロ対策」の一つだという。
移転問題 >>戻る
2011.01.07
  • 市場移転、80年前も激論
  • 日本橋→築地に賛否
  • 当時の会報誌を発見
2007.03.14
  • 「築地市場」争点に
  • 知事交代、期待の業者も
  • 07統一選@東京
  • 築地市場の江東区豊洲地区への移転問題が、知事選やそれに続く中央区長選でも争点の一つになりそうな気配。
    • 移転先の土壌汚染が国会や学会で取り上げられるなか、移転反対派の水産物仲卸業者らは「食の安全」を訴える。
2007.03.11
  • 築地 世界の「文化遺産」
  • 東京シルエット
  • 水産物の取扱量が世界最大とされる魚市場。
    • マグロを見極める仲卸業者の眼は厳しい。
    • 彼らの確かな評価が、相場や末端価格を左右する。
    • 殺気立った空気に、見学に来た外国人も気押され(けおされ)気味。
  • 今、築地は豊洲への市場移転問題に揺れている。
    • 魚市場が首都の一等地にあることの意義は深い。
2007.03.08
  • 築地市場移転「反対」
  • 仲卸業者デモ行進
  • 築地市場の仲卸業者ら約1500人が、2012(平成24)年度に予定されている江東区・豊洲地区への市場の移転反対を訴えて都内をデモ行進し、計画の白紙撤回を求める請願書を農水相と環境相に提出。
    • 移転先の東京ガス豊洲工場跡地は、2001(平成13)年、環境基準値の1500倍のベンゼン、490倍のシアン、49倍の砒素など6種類の有害物質で土壌や地下水が汚染されていることが公表された。
    • 汚染土壌処理基準の10倍を超える有害物質を含む土壌は、すべて基準以下にするなどの対策を進めている。
2005.12.28
  • 築地移転
  • 東京ドーム約五つ分の広さ
    • 水産物と青果を取り扱い「首都圏3300万人の台所」とも称される
    • 水産物は、取扱高世界一を誇る
    • 99%以上がトラック輸送だが、元々、築地は列車輸送用につくられたため、車を止めるスペースが少ない
  • 持ち主の東京都は、2キロ離れた豊洲地区(江東区)への移転計画を進める
    • 早ければ7年後に引っ越す予定
  • 一般客を呼び込むための「築地銘店会」を4年前に立ち上げられた
    • 観光バスが押し寄せるようになった
    • 「大勢来てくれる一般の人向けにもどんどん売らないと、時代に乗り遅れてしまう」と話す
    • すべての店に「移転後」の展望があるわけではない
  • 中央区は依然として、公式には「移転反対」を掲げる
見学者(特に外国人)問題 >>戻る
2008.04.19
  • 輝く 築地市場ブランド 守れ
  • 外国人観光客が急増・・・競り見学制限・ツアーもダメ
    • 首都圏の台所、築地市場が外国人観光客らでにぎわいを増している。
      • 市場の業務に支障が出るほどで、競りの見学に新ルールができ、旅行業者は見学の自粛を求められる。老朽化で4年後には移転予定だが、築地ブランドの魅力はますます高まる。
    • 午前5時半、冷凍マグロ卸売場で鐘の音を合図に競りが始まった。
      • 2500匹ほどが床一面に並ぶ中、卸売業者のだみ声が響き、仲卸業者が次々に競り落としていく。
    • その近く、ロープで仕切られた見学者エリアから身を乗り出し、さかんに写真を撮る観光客は外国人ばかり。
      • 「魚の大きさや数、騒がしさ、どれも驚くばかり。早起きした価値がある」と、南アフリカのマルダーさん(50)は興奮気味。
    • 少ない日でも500人ほどの見学者が訪れる。
      • 特に外国人観光客がここ2、3年で急増し、半数近くを占める。
      • 世界的な旅行ガイドブック「ロンリープラネット」では、「新鮮なすべての種類の魚介類がお目見えするところ」として紹介され、京都の寺院と庭園に次ぐ日本の2番目のおすすめスポットに挙げられている。
    • 人気が出る反面、困った問題も。
      • 競りの最中にカメラのフラッシュをたく、素手でマグロをさわる、マグロに抱きついて写真撮影をする・・・。
      • フォークリフトとの接触事故も増えた。
      • 食品衛生面も考慮し、都はそれまで制限がなかった卸売場への入場を原則禁止に。
      • 冷凍マグロの卸売場の中の約50平方メートルのエリアで、午前5時から6時15分までに限って競りを見学できることにした。
    • 全国的に産地直送などの市場外流通が増え、市場の取扱量は右肩下がり。
      • 活気を取り戻すために観光客を積極的に呼び込む市場もあるなか、旅行業者が観光ツアーを組みたいと言ってきても築地市場は断っている。
      • 東京ドーム(文京区)約5個分の広さがあるとはいえ、水産物だけで1日約2千トンと世界最大規模の取引量を誇り、1日の出入りが4万人と「とにかく狭い」からだ。
      • 都内の観光協会を通じて、ホテルや旅行業者に見学自粛のお願いまでした。
    • 1935(昭和10)年開場で老朽化も激しく、都は2キロほど離れた豊洲地区(江東区)への移転を目指している。
      • ただ、移転予定地の土壌が環境基準の1千倍のベンゼンなどで汚染されていることが発覚し、現在も調査が続いている。
    • 築地市場の仲卸業者約800社のうち200社以上が移転に反対している。
      • 「豊富な品揃えで、新鮮なまま提供できるのが築地のすごいところ。『築地ブランド』は大先輩が努力して築いた70年以上の歴史があるから。一朝一夕にできるものではない」と話す人も。
    • 築地市場
      • 水産物の1日平均の取扱量2090トン、販売金額17億9千万円(2006(平成18)年)は世界最大級
      • 1935(昭和10)年開場。
      • 老朽化のため1980(昭和55)年代後半から改修計画が進んだが、営業を続けながらの工事は困難といった理由から2001(平成13)年に豊洲地区への移転整備計画が決定。
      • 東京都が運営し競りが行われる「場内市場」、食品関連の店が自然発生的に集まった「場外市場」がある。
  • 商店の屋号 江戸文字で・・・移転話で場外衆 結束
    • 築地場外市場に新しいシンボルを作ろうと、地元のだんな衆たちが、商店の屋号を江戸文字で書いた千社額作りを進めている。
      • 移転問題で揺れる築地市場。
      • 場内市場が移転したとしても、残る場外で「築地ブランドは守り抜く」との決意を示す。
      • 150以上の千社額が場外にずらりと並ぶ(※予定)。
    • 同地区の商業団体などで作るNPO法人「築地食のまちづくり協議会」が準備を進めている。
      • 暖簾(のれん)、半纏(はんてん)、提灯(ちょうちん)といった江戸情緒あふれる商品を扱う築地6丁目の「津多屋」・3代目の加藤さん(48)が今、千社額作りに追われている。
      • 関連HP→築地食のまちづくり協議会津多屋商店
    • 千社額は、横20センチ強、縦は約1メートル近い白木。
      • ここに江戸文字でそれぞれの屋号を書き込む。
      • 下書きでレイアウトを決め、塗りこみながら左右や縦横のバランスを調整し、形を決めていく。
      • 息が詰まるほど緊迫した作業に、大通りを歩く人も、ガラス戸越しに店をのぞき込む。
    • 協議会は、場外地区の活性化を目的に、2つの町会と3つの商業団体で構成。
      • 「商いだけでなく、生き方そのものが3代目、4代目に受け継がれている。だんな衆が粋で、人間としての厚みを感じる」と事務局長代行(32)。
      • 「30代から40代の若い世代も築地を守ろうという気持ちが強い。移転問題は、間違いなく場外の結束を強めましたね」とだんな衆の高田さん(60)。
      • 「場内市場が移転しても、築地ブランドは我々が守ります」と場外市場若だんな衆の一人、近江屋牛肉店の寺出さん(44)。
2008.03.26
  • 築地市場存続への力に
  • 外国人客
  • 街かど経済散歩
  • なじみのすし屋に案内されて、久しぶりに築地市場に行った。
    • 驚いたのは外国人観光客が多いこと。
    • 以前、銀行の築地支店長をしている頃には見かけなかった光景。
    • 市場の中はもちろん、場内のすし屋も外国人観光客でいっぱい。
  • テレビでもこの状況を報道していた。
    • 外国人が増え、築地の仲卸たちが迷惑しているとの内容だった。
    • マグロのセリを見学しながら、平気でフラッシュをたく。
    • マグロを素手で触る。
    • 「おれたちは仕事をしているんだからね」。
    • 怒る仲卸さんが画面に大写しになっていた。
  • 築地市場が江東区の豊洲に移転する計画がある。
    • 現在、多くの仲卸さんが移転に反対している。
    • 移転予定地で環境基準を上回るベンゼンが検出されたから。
    • 東京都は大丈夫だと言っているが、不安視する人は多い。
    • 移転後に土壌汚染が問題となっても、手の打ち様が無い。
    • なぜ強行に移転しようとするのか、食の安全面からも都はもっと説明すべき。
  • 築地市場が外国人に向けた一大エンターテインメントゾーンになれば、移転中止にならないだろうか。
    • なぜ彼らは市場に来るのか。
    • まず都内のホテルから近いから。
    • 歩いてくる人もいるという。
    • 豊洲では行かない。
  • もう一つは仲卸という魚のプロがいるから。
    • プロの技はいつでもエンターテインメントショー。
    • 現在、仲卸さんは約800店。
    • ところが豊洲に移転すれば、これだけの仲卸さんが存続できるとは思えない。
  • 経済雑誌の記事によると、都のある幹部は「魚の扱いは大手スーパーに任せればいい」と発言したよう。
    • 小さな仲卸を整理して流通を合理化したいらしい。
    • 誰のためにそんなことをするのか分からないが、仲卸が少なくなれば、当然プロは少なくなる。
    • プロがいなければ、エンターテインメントショーにならない。
    • 楽しくないから豊洲市場には外国人客は来ない。
  • 築地市場の雑然としたところが外国人にとっては男っぽくて活気があり、魅力的。
    • 日本人はそれがわからないから移転しようとするのだろう。
    • 外国人がいっぱい来てくれれば移転反対の大きな力になるかもしれない。
    • 彼らを邪険にしないで、受け入れるアイデアを募ったらどうだろうか。
2007.05.23
  • 観光名所「ツキジ」 外国人に見せる?見せない? 
  • 競り場、制限検討
  • 築地市場で、毎日約500人訪れる外国人訪問客の見学を制限する動きが出ている。
  • 午前5時半、築地市場内のマグロの競り場近くに設けられた見学者専用通路。
    • 二重、三重の列で埋め尽くすのは、肌の色も言語も異なる外国人観光客たち。
    • 「こんなに大きな魚は見たことがない」と、アメリカから来たウイットロックさん(50)は興奮した様子。
  • 2006(平成18)年の1年間に事前に書類を提出して見学に訪れた外国人は1144人だが、実際は「書類なしに毎日500人ぐらいは来ている」という。
  • 外国人の数が飛躍的に増えたのは、ここ4、5年のこと。
    • 背景には世界中に飛び火した「すしブーム」があるとみられ、本場の“聖地”を訪れる観光客は後を絶たない。 
  • 特に人気を集めるのがマグロの競り。
    • 市場関係者の大きな身ぶりやかけ声が、「日本独特でエキサイティング」と好評なのだという。
    • ところが、観光客が増えるのと比例して、マナーの悪さも目立つようになった。
  • 「写真撮影をするときにマグロに触るため、衛生上困る」「競り場の出入り口を観光客が埋め尽くすため、搬送用トラクターが入れない」…。
    • 2005(平成17)年には見学者専用通路を整備したが、通路外まではみ出すため、作業の妨げになるという。
  • 「珍しいのはわかるけど、こういうふうに入ってこられると邪魔になっちゃうんだよな」と市場関係者。
    • マグロにつまずいて負傷した観光客もいた。
    • 「市場は観光地ではない。六本木や銀座だと思って来られるのは困る」と話す。
  • 4カ国語の案内板を整備するなど、外国人の見学に可能な限り協力してきたが、「今の無制限のような形は工夫したい。場合によっては、マグロの競り場に入れないようにすることもある」としている。
  • 2012(平成24)年内に豊洲地区(江東区)に移転が予定されている築地市場だが、海外の旅行ガイドブックには東京の人気スポットとして紹介されている。
    • このままでは、いざ訪れてみたものの、ガイドブックとは違って、競りの光景が見られない事態も予想される。
  • 外国人観光客を誘致する「ビジット・ジャパン・キャンペーン」(VJC)を展開する国土交通省は、2010(平成22)年までに年間1000万人の誘致を目指している(2006(平成18)年は730万人)。
  • VJCの協力団体で、外国人観光客の相談を受け付ける国際観光振興機構(JNTO、千代田区)の谷口せい子ツーリスト・インフォメーション・センター長は「マナーの悪化は確か。外国人が楽しく見学できるよう、対外向けホームページで注意点を周知する」と、築地市場観光の注意点を掲載し始めた。
    • だが、市場関係者からは「果たして、それだけでマナーは良くなるのか」と懐疑的な声もあがっている。
  • 「あるスポットが観光地として注目され始めると、必ず『見せる』『見せない』で論争が起きるものだ。基本的に観光客の規制には反対だが、本来は仕事場である築地市場の場合は我慢の限界もあるだろう。国は外国人観光客をただ積極誘致するだけではなく、ひずみの解消にも取り組むべきだ」と外国人観光客の事情に詳しい大阪観光大学の塩沢潔学長(国際観光論)。
2007.03.31
  • 築地市場を研究する米ハーバード大学教授の人類学者テオドル・ベスター(Theodore Beator)さん(55)
  • 足かけ15年のフィールドワークで、話を聞いた市場関係者は200人を超える。
    • 「毎朝、考えられない種類と量の魚が集まること自体が驚き。
    • 日々の取引は『経済』であり『文化』。その奥に広がる人と人との関係を、解き明かしたかったのです」。
    • 調べ上げた成果を『築地』(原題『TSUKIJI』)に詰め込んだ。
  • 15歳の時、家族と東京で過ごした体験が日本研究へつつながる。
    • 1970(昭和45)年代には留学生として深川(江東区)のアパートから下町社会を垣間見た。
    • 「小さな家族企業の底力を知りたくて、千軒もの魚の仲卸が集まる築地にたどり着きました」
  • 大学では「東京」という講座を開き、徳川開府からアキバまで扱う。
    • 「アニメ好きの学生も築地には行きたいといいます」。
    • 海外の旅行者を引きつけるのは「すしの魅力」だけでなく「脚色のない本物だから」。
    • 「江戸の歴史と地続きの場所が、東京にどれだけ残っているでしょう」