長野県安曇野市の記事
安曇野ブランド >>戻る
 
2008.08.21
  • 交流と情報交換の場に
  • 市民活動センター
  • 安曇野の宝発掘 ブランド会議1年
  • 穂高総合支所西の旧保健センターを活用する「市民活動センター」がオープンする。
    • 市民と行政の役割分担を明確にする「パートナーシップ協定」を結び、対等な立場で運営する計画。
    • 安曇野ブランドデザイン会議の「市民活動センタープロジェクト」を母体として誕生した。
  • 「年代や活動内容を問わず、さまざまな団体や個人が交流する場になれば」と元プロジェクトリーダーで、市民の代表となる「わの会」会長(60)。
    • 以前から市民活動に携わってきて、働き盛りの世代の参加が少ないことが気になっていた。
    • 新施設には、市民が自由に使えるパソコンが4台設置されることになっており、インターネットを通した若者の参加に期待する。
    • 「いずれは情報プラザの形を取れたら」と夢を広げている。
市民タイムス
2008.08.20
  • おいしいご飯 実演でPR
  • ぬかくど隊
  • 安曇野の宝発掘 ブランド会議1年
  • 「ご飯のおいしさを知るだけでなく、米ができる過程に興味を持ってほしい」。
    • 米ぬかを原料としたかまど「ぬかくど」で炊いたご飯の復権を目指す「ぬかくど隊」は、農家やJAあづみの職員など、米作りに携わる女性9人でつくる。
  • 発足以来、大小さまざまな催しで実演してきた。
    • 粒が立ち、ふっくらと炊きあがったご飯は世代を問わず好評。
    • 安曇野では終戦後から、くわ棒に代わって米ぬか燃料が普及し始めた。
    • 学校から帰ると、かまどのぬかをはらって新しいぬかをつめておくのが子供たちの仕事だったという。
  • 「ぬかくどは、苦労して育てた米を無駄にすることなく上手に食べる方法」、ぬかくどご飯を通して、安曇野の米作りに目を向ける人が増えればとリーダーの小口さん(65)。
2008.07.16
  • 豆本発売 新たな土産物に
  • 安曇野ブランドデザイン会議
  • 安曇野市民や事業者でつくる「安曇野ブランドデザイン会議」による豆本の第1号「なつかしい安曇野へ」が完成し、安曇野・松本市内60の観光施設・店舗が1冊200円で発売した。
    • 採算ラインを上回る計8千冊の注文を取り付け、新たな土産物として順調に滑り出した。
2008.06.10
  • 屋敷林を安曇野ブランドに
  • 市民の「誇り」目指し
  • 街に緑を
  • 中信地区に無数に点在する屋敷林
    • その現状を調査し、街づくりにつなげようとするグループが安曇野市にある。
    • 市内の建築士ら10人でつくる「まちづくりネット安曇野」。
    • 屋敷林を安曇野のブランド、市民の誇りに育てようと活動している。
  • 樹齢400年以上というケヤキの大木6本をはじめ、10メートルを超えようかという高木が住宅を囲む松岡さん(83)宅では、庭を守り続けてきた松岡さんの言葉に、じっと耳を傾けた。
    • 「秋になると木の葉が一面に積もる。維持費も大変。でも残すのは、ここの木々がわたしの誇りだから。1本1本に想い出と愛着がある」
  • かつて屋敷林は、防風や防寒、家庭の燃料や建材など、生活に直結していた。
    • こうした役目が不要になった現在、多い人で50万円の維持管理費が重くのしかかり、徐々に姿を消しているという。
    • 「屋敷林がなかったら、安曇野や松本は、ここまで味わいのある風景になるだろうか。この地に欠かすことのできない要素だ」。
    • 屋敷林を残すにはどうしたらよいか、を考えるまちづくりネットは、1つの結論に行き着いた。
    • 「松岡さんの言葉の中にヒントがある。『誇り』だ。所有者だけでなく、市民の誇りに育てる必要がある」
  • 安曇野市民でつくる「安曇野ブランドデザイン会議」は、環境景観部会内に「屋敷林と歴史的まちなみプロジェクト」を新設する。
    • まちづくりネットのメンバーも委員として参加。
    • 屋敷林を安曇野のブランドにする活動を全市民レベルにまで広める第一歩を踏み出す。
  • ----------
  • 屋敷林
    • 江戸時代からあると言われ、松本、安曇野、塩尻市一帯に約2000戸あるという。
    • かつては防風、防寒などの役割があったが、現在は、景観としての価値に注目が集まる。
    • 年間を通じて北西の風が吹く安曇野では、敷地の北西に針葉樹、南東に落葉樹が多く見られるのが特徴。
タウン情報
2008.06.05
  • 安曇野 映画で売り込め
  • 地元の映画人 秋に組織発足
  • ロケ誘致 俳優育成も
  • 映画監督や元プロデューサーなど安曇野市在住の映画人が協力し、フィルムコミッション「安曇野フィルムパートナーズ」を発足させる。
    • 演技を指導する塾を併設する構想で、現地ロケでせりふもこなす人材の提供を目指す。
    • 映画業界や撮影現場のニーズをよく知る立場を強みに、ロケを誘致、支援し、安曇野の景観やイメージを売り込んでいく。
  • 松竹のプロデューサーとして「時代屋の女房」などの制作にかかわり、現在は市安曇野ブランド推進室長を務める中川さん(59)が、映像を通じて情報発信しようと発案。
    • 「青い山脈」や「炎の舞」を撮影した映画監督の河崎義祐さん(72)(穂高在住)に協力を求めた。
      • 河崎さんは人材育成の組織を提案。
      • 「エキストラは現地にいるが、ちょっとした芝居ができる人がいない」と感じていたからだ。
      • 端役を現地で選べば、経費が抑えられ、方言指導も省ける。
      • 「自己アピールをしたい若者を育てる。かつて俳優を目指した団塊世代も歓迎する」と、デビュー間もない田原俊彦さんや松田聖子さんを演技指導した河崎さん。
  • 塾は「安曇野アクターズアカデミア」と名付け、来春開設する構想。
    • 黒沢明監督作品や加山雄三さん主演の「若大将シリーズ」に出演した俳優の江原達怡(たつよし)さん(71)(穂高有明在住)も指導にあたる。
  • 「これまで地元の組織を素通りして撮影している事例も多い。自分たちがかかわることで、より魅力的な安曇野の情報を伝えていきたい」と中川さん。
信濃毎日新聞
2008.06.03
  • 郷土の魅力「豆本」で紹介
  • ブランドデザイン
  • 販売協力者を募集
  • 自然風景や歴史、文化など安曇野の魅力を6センチ四方の「豆本」で楽しみながら知ってもらおうと、市内の宿泊関係者や作家が「安曇野豆本プロジェクト」を進めている。
    • 1作目『なつかしい安曇野へ』の見本を作った。
  • 菜の花や水田、白鳥など四季折々の安曇野の写真に短い文章が添えられた厚紙を糸でとじ、緑色のビニールで包まれた表紙を張り付けて完成させた。
    • 豆本プロジェクトは、安曇野ブランドデザイン会議観光部会の1プロジェクトとして発足した。
  • 当初はかるた製作を目指していたが、市内外でさまざまなかるたが製作されていることや遊ぶ人が限られていることから、より付加価値の高い「豆本」に切り替えた。
    • 時間の制約もあり今回は業者に発注したが、製作工程の一部分は、障害者授産施設や市社会就労センターに請け負ってもらう計画。
    • 1冊200円で、市内外の宿泊施設や食堂に受託して販売してもらう。
  • 「地元の人が新しい安曇野の魅力に気づくきっかけになれば。また、観光客の間で新しい安曇野土産として定着していけば」とプロジェクトリーダーの小林さん(53)。
市民タイムス
2008.05.25
  • 景観に敬意 暮らし守る
  • 維持費を抑えた家造り
  • 安曇野モデル住宅プロジェクト
  • 安曇野市民の有志や市内の各種団体が連携し、多彩な活動を展開する安曇野ブランドデザイン会議には、他に類をみないユニークなプロジェクトが並んでいる。
  • 安曇野モデル住宅プロジェクトは「安曇野の景観、環境、暮らしを守る」を基本に、市民の声を取り入れた理想の住宅づくりに取り組んでいる。
    • 市の広報で「福祉時代・教育・子育て」「省エネ」などのテーマを区切って、意見を募っている。
  • 建築物の環境性能を総合的に評価するCASBEE(建築物総合環境性能評価システム)を採用し、家の内外の環境に配慮した住宅を建てる。
    • 価格は1坪(3.3平方メートル)50−60万円を目指しており、通常の住宅建設と同程度のイニシャルコストをかけつつ、ランニングコストを抑えるのが目標。
    • 関連HP→CASBEE (財団法人 建築環境・省エネルギー機構)
  • 景観に敬意を払う建物」であると同時に「安曇野で暮らすということのアイデンティティー」を考えなければならない。
    • 「性能の良い家を建てることが高齢者対策につながる」とプロジェクトリーダーの建築士。
    • イギリスでは、修繕する費用がないために古い家の中で凍死する高齢者がいるといい、先行き不透明な時代を迎えた日本においても「ランニングコストが抑えられる家の建設は必要不可欠」とする。
  • 笑顔集う場の創出
  • 安曇野ブランド 9計画 進行中
  • 観光や特産品に特化せず、普段の市民の暮らしの中にある資源を安曇野市の「ブランド」として掘り起こしていこうと、昨年、「安曇野ブランドデザイン会議」が設立された。
    • 「産業」「福祉」「環境・景観」「観光」「地域づくり」の5つの部会で9プロジェクトが進行中。
  • 本年度、新たに始まったのは、もみがらを燃やして米を炊く「ぬかくど隊」と、豊科(旧豊科町)、穂高(旧穂高町)の商店街で花の植栽をする「既存商店街活性化プロジェクト」、「拾ケ堰(じっかせぎ)景観形成プロジェクト」の3つ。
    • 6月には「屋敷林プロジェクト」もスタートする。
  • かつての安曇野の豊かな暮らしを復活させるとともに、市民が集う新たな場所を創出することが狙い。
    • 市民団体やJA、商店主など、さまざまな人たちが協力し合って、楽しみながら取り組んでいる。
  • 最終的な目的は、安曇野に住んでいる人たちが笑顔で暮らせること
    • 「ブランドの創出」=「地域の魅力を外部に発信すること」ととられがちだが、どれだけ効果的に広報しても、中身が伴わなければ意味がない。
    • 「住んでいる人たちが、安曇野の良さを再認識して守り育てていく場にしたい」とブランド推進室のブランドデザイン会議担当者。
2008.05.25
  • 安曇野めぐるアートの道
  • 17館連携 誘客や合同展
  • 芸術環境の向上も図る
  • 全国に誇り、発信する「安曇野ブランド」づくりは、ここ1、2年の動きだけではなく、10年以上前から始まっている。
    • その代表格が安曇野市から白馬村までの美術館や博物館などを結ぶ安曇野アートライン。
    • 全国でも珍しい取り組みで、行政と美術館がスクラムを組んで、点在する施設を有機的につなぐことで、安曇野の文化芸術の質の向上を目指している。
  • 北アルプスの山麓には、美術館をはじめとする多くの芸術文化施設があり、その集中度は全国有数と言われている。
    • その中身も彫刻や漆芸、写真、ガラス、絵本、週刊誌の表紙原画、とんぼ玉など多彩で、美術館巡りを目的に訪れる観光客も多い。
  • アートラインはこの現状を安曇野ならではの「ブランド」ととらえ、1998(平成10)年に推進協議会を発足させて、美術館などを結ぶルートを設定した。
    • 約50キロに及ぶ道筋に11基の大型看板を設置して、鑑賞客を誘導するとともに、参加する17館を紹介、場所を示す共通マップ(割引券付き)を作製。
    • さらに出張教室や講演会、演劇、写生大会など各館がイベントを繰り広げるサマースクール、国営アルプスあづみの公園での合同美術展、大阪などでの安曇野美術館紀行展などの活動を展開している。
  • 誘客やPR的な活動にとどまらず、施設の質そのものを高めるために、学芸員や職員の研修、情報交換にも力を入れ、さらに地域の芸術環境の向上を図るために、子供と美術について考えるシンポジウムなども開催している。
  • 公式HP→安曇野アートライン
2008.04.03
  • 安曇野PRのDVD
  • 市が制作 
  • 自然や暮らし 全国へ
  • 安曇野市は、安曇野の自然や産業の映像を盛り込んだプロモーション用DVDを制作した。
    • 観光業者などに配って安曇野の魅力を分かりやすく全国に発信し、誘客につなげる狙い。
    • 希望する市民にも無料配布し、安曇野の多面性を広く知ってもらう。
  • 豊富な湧き水、ワサビ田、北アルプス、越冬する白鳥など安曇野を象徴する風景、点在する美術館などを紹介。
    • アスパラガス、ナス、リンゴなどの農産物を「安曇野七色」のテーマでまとめ、色彩感を強調。
    • 船形の山車がぶつかり合う穂高神社の御船祭り、各地の農作業、小正月の伝統行事「三九郎」などの場面には、多くの市民も登場。
    • 笑顔のクローズアップを随所に挟み、人々がにこやかに暮らす都市−というイメージを打ち出した。
  • 安曇野ブランド推進室が企画。
    • 今後、都市圏での観光イベントで配り、テレビ局にも売り込む。
    • 「合併からまだ2年半で、自分が住んでいる旧町村域以外を知らない市民もいる。安曇野全体の魅力の再認識にも活用して」と室長。
信濃毎日新聞
2008.02.26
  • 花同じ理想へ手を携え
  • 菜の花プロジェクト
  • 街に緑を
  • 市内で菜の花を栽培している個人やグループで構成する「菜の花プロジェクト」が、活動を本格化させている。
    • 市内の菜の花の名所を紹介する「菜の花マップ」も制作中。
  • 構成メンバーの一つ、JAあづみ生き活き塾菜の花プロジェクト安曇野の活動開始は4年前。
    • バイオトイレや太陽光発電など環境に優しい先進地を視察する中、「自分たちでも何かできることがあるはず」と、安曇野の景観にマッチした菜の花を始めることに。
  • ----------
  • ナノハナ(菜の花):
    • アブラナ科の越年草。ナタネ、アブラナとも。
      • 長野県名産「野沢菜漬け」の野沢菜もこの仲間。
    • 中国伝来のアブラナとセイヨウアブラナの2種類あり、日本ではセイヨウアブラナが一般的。
    • 種子の含油量が多く、搾った油は食用のほか灯火用、潤滑油原料に、搾りかすは肥料にもなる。
      • 開花は2〜5月。
      • 若芽は、おひたしや和え物にしてもおいしい。
タウン情報
2008.01.01
  • 花菜の花で安曇野らしさ
  • 官民一体でプロジェクト
  • 循環型社会を構築
  • 菜の花畑を広げて循環型社会を構築しようと、「菜の花プロジェクト」が始動した。
    • 安曇野ブランドデザイン会議から生まれた全市的な取り組みで、荒廃農地活用して菜の花を栽培している市民有志、JA組合員、行政などが連携してプロジェクトチーム発足させた。菜の花から食用油を搾り、安曇野の景観と環境を向上させ、教育や生きがいづくりにもつなげる。
    • 大町市で開催される第8回全国菜の花サミットの実行委員会にも加わり、「菜の花のまち安曇野」を県内外にPRする。
  • 菜の花を栽培して食用油を搾り、油かすを肥料にして再利用する循環型農業の取り組みは、JAあづみの「生き活(い)き塾」第3期生が4年前に始めた。
    • 安曇野ブランドデザイン会議産業部会からこのほど誕生した「菜の花プロジェクト」では。このJA組合員らによるグループと、市環境基本計画策定委員が中心となる「nano(なの)花隊」、ほりがね物産センター隣で毎年広大な菜の花・ヒマワリ畑を管理する市、国営アルプスあづみの公園、BDF(バイオディーゼル燃料)利用を実践するペンション舎爐夢(シャロム)ヒュッテの関係者でチームを結成。
  • プロジェクトでは、菜の花に限らずヒマワリなどを市内の耕作放棄地で栽培し、花から搾った油で安全・安心な食用油を開発する。
    • これまで個々に活動していたグループが手を組むことで、市全域の景観形成、農作業を通じた生きがいづくり、子供たちの環境教育にもつなげる考え。
市民タイムス
2007.12.16
  • 歩いて知る地元の財産
  • 安曇野ブランド 発見ウオークに40人
  • 拾ヶ堰沿い 歴史に触れて
  • 安曇野ブランド推進室が初めて企画した「安曇野ブランド発見ウオーク」が開かれた。
    • 豊科南部総合公園から拾ケ堰(じっかせぎ)沿いを下流へ往復約8キロ歩き、安曇野の”財産”である歴史や田園風景に触れた。
    • 豊科南小学校のビオトープ「百石堰」や、本村にある神代文字碑に立ち寄った。
    • JAあづみ生き活(い)き塾の活動グループ・五づくり畑の会員たちがもみ殻を燃料にしたかまど「ぬかくど」でご飯を炊き、公園に戻って来た参加者を迎えた。
  • 参加者は「先人の切り開いた田園に住宅地が押し寄せている」「堰がどう流れているかを初めて教わった。堰の清掃をする人を見て、おかげで堰がきれいに保たれていることがわかった」との感想。
  • 「安曇野の財産を再認識してもらい、共に考え、汗を流してブランドをつくっていきたい」とブランド推進室。
2007.11.17
  • 「黒豆」「広域観光推進」・・・
  • 5部会6事業 説明
  • 「安曇野ブランド」連絡会議
  • 「安曇野ブランドデザイン会議」は、連絡調整会議を開いた。
    • 産業部会の「黒豆」、観光部会の「広域観光推進」など、5部会で発足を承認した計6プロジェクトについて説明。
    • プロジェクトのうち、「黒豆」「広域観光推進」は今月発足する予定。
    • ほかに「菜の花」「花火」「市民活動センター」「安曇野モデル住宅」の部会が承認されている。
信濃毎日新聞
2007.11.10
  • 信濃黒 信州生まれの黒大豆
  • 「安曇野ブランド」に 産学官がプロジェクト
  • 信州生まれの黒大豆「信濃黒(しなのぐろ)」を、「安曇野ブランド」に育てるため、産官学によるプロジェクトがスタートする。
    • みそ、しょうゆにとどまらぬ広い分野での商品化を模索する。
    • 全国区の「丹波の黒豆」(兵庫県)に匹敵するブランドに育てようという。
  • 信濃黒は、県産大豆をベースに、1978(昭和53)年、塩尻市の長野県中信農業試験場が開発した黒大豆。
    • 100グラム中に、普通の大豆には含まれないアントシアニンが110ミリグラム含まれ、付加価値が高い。
  • 菓子店
    • 菓子の分野では、安曇野市豊科の胡蝶庵(こちょうあん)が、健康に着目した「黒スイーツ」シリーズを発売。
      • 黒大豆あんとクリームを合わせた黒大豆クリームの生大福、みつに漬けた黒大豆とこしあんを入れたまんじゅうなど。
      • 店舗の一角にある和カフェ茶夢でも、メニューに登場させた。
      • 「黒大豆特有の風味は、いろいろな素材に合いやすい。風味がよくて体にいいとなれば、女性に支持される」と社長(54)。
      • 公式HP→お茶元みはら胡蝶庵 本店
    • 安曇野、松本市に4店舗を持つ丸山菓子舗は、「黒豆きな粉のクッキー。
      • 「和菓子、洋菓子の概念を超えたこれまでにない味と食感で、コーヒーにも日本茶にも合う」がセールスポイント。
      • 黒大豆の風味を残すため、小麦粉、バター、きな粉の量に苦労したというが、まだ試作段階。
      • 今後は、黒大豆を使ったプリンなど「信濃黒シリーズ」として売り出す。
      • 「黒大豆は菓子の素材としては高級で魅力がある。当社だけでなく、生産者など信濃黒に関係する各者が潤い、地域振興につながれば」と専務(38)。
      • 公式HP→丸山菓子舗 (2009.07時点)
  • 松本大学関連
    • 安曇野ブランドデザイン会議のアドバイザー・松本大学(松本市)総合経営学部教授の提案で、同大卒業生が開くパン店「ベーカリー麦の穂」(塩尻市)は、県内産などの黒大豆を原料にしたみそを使ったピザを開発したが、問題は価格。
    • 解決策を見つけ商品化を狙う。
  • みそなど
    • みそ、しょうゆは、産業部会員である丸山味噌醤油醸造店が商品化する予定。
  • 収量確保が課題
    • 栄養面で注目される信濃黒だが、当面の課題は収量。
    • 通常の大豆と比べて同じ広さの畑から収穫できる量は7、8割。
    • 収量確保には品種改良が必要。
タウン情報
2007.09.29
  • 地域の特色 創出が鍵に
  • ブランド構築
  • 一体感へ 安曇野市発足2年(下)
  • この夏、安曇野市に千葉県の中学生が林間学校で訪れた。
    • 教頭に安曇野の印象を尋ねると「昨日は上高地(松本市)。山紫水明に圧倒された」と返ってきた。
    • 陶芸やそば打ちなど、市内でさまざまな体験学習を盛り込んだ。
    • 企画した旅行代理店の社員は「体験メニューは他の観光地に比べて遜色ない。雨なら松本城(松本市)にルート変更せきる」と話した。
  • どちらの声にも、「安曇野らしさ」とは別に、「松本市の隣」という意味合いがあった。
    • 県学習旅行誘致推進協議会のキャンペーンで、市観光協会の事務局長は昨秋、東京都内の中学校を回った。
    • 「京都・奈良が定番の修学旅行先を、こちらに向けるのは並大抵ではない」と、安曇野を売り出す難しさを肌身で感じて帰ってきた。
  • 今年6月、信州安曇野観光ネットワーク推進協議会から、市内外の会員事務所などに組織を発展的解消する旨の通知が届いた。
    • 協議会は安曇野市発足時(2005(平成17)年)に設立され60以上のアクションプログラムを策定したが、多くは事業化の道が開けなかった。
    • 通知には「趣旨の共有化が図れず円滑な事業推進ができなかった」との経過と謝意も。
    • 通知を受け取った会員は「自分が集められた目的、何をするべきかが最後まで見えなかった」と打ち明ける。
  • 市は4月、庁内に安曇野ブランド推進室を新設した。
    • 8月にはブランドデザイン会議も発足。
    • 推進協議会はこの会議の中に「発展的解消」された。
    • 推進協議会の反省も踏まえ、会議のメンバーは、ブランド推進室職員が市内をくまなく回り、熱意ある市民に自ら手を挙げてもらう形でそろえた。
市民タイムス
2007.08.30
  • 世界に誇れる安曇野へ
  • ブランド化−市民主導の組織発足
  • 安曇野ブランドデザイン会議」が発足。
    • 産官学と連携しながら地域の特性や資源を見つめ直し「安曇野ブランド」について調査研究を行う。
タウン情報