生麦事件 |
なまむぎじけん |
- 幕末の1862(文久2)年に生麦村(現・神奈川県横浜市鶴見区)で薩摩藩士がイギリス人を殺傷した事件。
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- 江戸で幕政改革を実現させた薩摩藩の島津久光一行が京都に帰る途中、馬に乗って川崎大師(神奈川県川崎市川崎区)の見物に訪れたイギリス商人リチャードソンら4人は、大名行列の前に馬から降りずにいた。
- これを無礼とした数人が切りかかった。
- リチャードソンは死亡、2人は負傷してアメリカ領事館へ逃げ込み、婦人1人は無傷だったが失神寸前で外国人居留地へたどり着いた。
- イギリス側には武力報復の声もあったが、幕府に謝罪と賠償金、薩摩藩に犯人の死刑と賠償金を要求した。
- 幕府は賠償金を支払ったが薩摩藩は拒否した。
- これにより翌年、薩英戦争が起きる。
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- 生麦事件の碑
- 1883(明治16)年に、事件が起きた土地の所有者が建立した。
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- 参考:
- Microsoft エンカルタ2007
- 神奈川県の歴史散歩(上)
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■殺害された商人リチャードソンの墓 外国人墓地(神奈川県横浜市中区)
2005/10/25 |
2010.02.07 |