- 液状に溶けている状態、また、冷えてかたまり、岩石となったものも溶岩という。
- 溶岩流
- 液状の溶岩が山腹などを流れ落ちるものをいう。
- 溶岩は、粘性によって流れる様子が異なる。
- 粘性が大きいと、ゆっくりながれ、表面はゴツゴツした岩塊におおわれる。
- 粘性が低いと、ときには、人が走っても追いつけないほどの速さで流れる。
- 前者をハワイではアア溶岩、後者をパホイホイ溶岩と呼んでおり、そのまま、地質学上の用語となっている。
- 粘性の大小は、ケイ酸(二酸化ケイ素)の量によることが多い。
- ケイ酸が多い溶岩としては流紋岩質やデイサイト(石英安山岩)質溶岩があり、ほとんど流動せずに、火口で大きな塊(ドーム)となる場合がある。
- 溶岩トンネル
- ケイ酸が少ない玄武岩質溶岩では、表面はかたまっていても、中は流動しており、そのまま何キロメートルも流れることがある。
- 流紋岩質の溶岩が急速に冷却すると、黒曜石のようなガラス質の岩石になる。
- 溶岩が熱く流れ出して、ゆっくりかたまると、熱収縮によって柱状節理ができることがある。
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