黒曜石 こくようせき
Obsidian
  • 黒色または赤や茶色の半透明のガラス質の火山岩。
  • マグマ火山などから押し上げられて急速に冷やされてガラス質になる。
  • 微量の含有元素が産地によって違うため、産出された火山を正確に特定できる。
  • 加工しやすいため、古代から道具や武器に使われていた。
  • パーライト(波来土)
    • 砕いた黒曜石を高温で熱して発泡させたもので、土壌改良剤や建築材などに使われている。
      軽量で浮力がある、保湿・保水性がある、排水・通気性がある、耐重量性がある、耐熱性が高い、などの優れた特性がある。
  • 黒曜石の「」の字について
    • Wikipediaでは(2010.06時点)
      • 本来は「黒耀石」と書くが、「耀」の字は当用漢字ではないため、通常「曜」の字を当てている。
    • 黒曜石の産地、長野県長和町の黒耀石体験ミュージアムでの説明
      • 明治時代に西欧の岩石研究が紹介されたとき、「Obsidian」の訳に「黒石」の語が当てられた。
        • 原産地である旧和田村・旧長門町(長和町として合併するまえ)では、輝く石のイメージの「耀」の文字が好んで使っている。
        • 火山研究者の間では、火を意識して「黒岩」とすることも多いという。
黒耀石体験ミュージアム(長野県長和町)

2010/5/28
黒耀石石器資料館(長野県長和町)

2005/8/18
2010.06.24

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