宗教・仏教
須弥山
しゅみせん
仏教
の宇宙観にある想像上の霊山。
サンスクリット
のスメールの音写で、蘇迷盧
(そめいろ)
ともいい、漢訳は妙光山、妙高山。
世界の中心をなす高山で、下から風輪
(ふうりん)
、水輪、地輪(金輪)と重なる世界のその上にたつとされる。
須弥山の周囲は九山八海が同心円状に交互にとりかこみ、最も外側の閻浮提
(えんぶだい)
には人間が住むとされる。
中腹の四方には
四天王
、頂上には
帝釈天
を中心とする三十三天の宮殿がある。
日月は山の中腹をまわるという。
典型的な天動説世界観で、インド人および仏教徒の思想を長く支配した。
参考:エンカルタ2007
2010.06.13
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