| 宗教・仏教 | 
    
      | 小乗仏教 | しょうじょうぶっきょう | 
    
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        大乗仏教側から、それまでの伝統的・保守的仏教を守ろうとする人々をさげすんでいった呼び名。
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        サンスクリットのヒーナヤーナ(小さな乗り物)の訳語。
        自らは上座部(じょうざぶ)仏教と称した。
        釈迦の没後100年にして、仏教は、まず上座部と大衆部に分かれ、その後分裂を繰り返した。
        現在は中国にわずかに残っているほかは、東南アジアに伝えられている。
        
          このため、大乗仏教を北伝というのに対し、南伝もしくは南方仏教と呼ばれている。
          いずれの部派も経典に対する解釈を教義化したアビダルマを中心的な聖典とし、出家者だけで教団を形成している。
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        簡単な説明
        
          発祥地北インドからスリランカを経てタイなどに伝来。
          厳しい修行と禁欲によって選りすぐられた者、つまり出家して修業した僧侶だけに救済の道が開かれるというもの。
          信じていても、仏門に入らなければ救われない仏教。
          
            このことから小乗仏教という俗称が生まれたが、”少数しか救われない”という意味の差別用語であるため、1950(昭和25)年の世界仏教会議で使用禁止の決議がされたという。
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      | 2010.06.10 |