真珠 |
しんじゅ
Pearl |
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- 6月の誕生石。
- パールはラテン語の貝を意味するペルナ(perna)に由来する。
- 装身具に使われるほか、漢方薬や化粧品などにも使われる。
- 古代から装身具として使われ、日本では、「古事記」「日本書紀」に記述がある。
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宝石としての品質
- おもに色・巻き・光沢(照り)、形などによって品質が決まる。
- 色
- 巻き
- おもに真珠層の厚さを指しており、厚いものが「巻きが良い」といって高品質とされる。
- 形
- 一般的には真円のものがよいとされる。
- 真円真珠といって、正円に近く、粒の大きいものが高く評価される。
- バロックという真円以外のものも好まれる。
- 光沢
- 巻きと関係があり、真珠層を形成する炭酸カルシウムの結晶粒の厚さが揃っている場合は、良いものが得られる。
- 真珠ができるわけ
- 貝類には、体内に異物が入ったとき、自ら分泌する真珠液で異物を包んで、その害から身を守るという習性があり、真珠は、この習性によって作られる。
- 真珠の種類
- 天然真珠
- 良質の天然真珠はあまり多くとれない。
- 良質の真珠を生む貝の種類は限られる。
- 養殖真珠
- 1893(明治26)年に、後のミキモトの創始者となる御木本幸吉が初めて成功する。
- 現在、おもに三重県などでアコヤガイなどを使って真珠の養殖が行われている。
- 直径6ミリ以下で約半年〜1年、大珠(おおだま)と呼ばれる7ミリのものでは3年以上かかる。
- 模造真珠
- 人造真珠ともいい、貝は使わず、ガラスやプラスチックの玉に、合成樹脂や二酸化チタンの真珠箔を何回か塗布して作る。
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■ミキモト(東京都中央区)
2004/12/13 |
■TASAKI銀座(東京都中央区)
2004/12/13 |
2010.06.25 |
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