植物
鳥兜 とりかぶと
  • 山野に自生する非常に危険な有毒植物。
  • 全草、特に根にアルカロイドの一種を含み、誤食すれば、嘔吐(おうと)、下痢、呼吸困難などから死にいたることもある。
    • 芽生えのころの若葉は、いくつかの山菜の葉と似ているので注意が必要。
  • 日本には約30種のトリカブト属の植物が自生している。
    • 高さ80〜150cm。
    • 花の色は紫が多い。
    • 和名のトリカブトは、花の形を舞楽でかぶる冠(鳥兜)に見立てたもの。
  • 世界では100品種以上がトリカブト属に含まれ、北半球の温帯地域に自生する。
    • トリカブト類の根の毒は、多くの民族が狩猟のときの矢毒に用いた。
    • 薬用にも使われるが、素人が扱えるものではない。
  • 1986(昭和61)年、保険金を詐取するため、新婚の夫が妻をトリカブトなどの毒を使って殺害した事件により、トリカブトが世に広く知られるようになった。
  • 参考:エンカルタ2007
多様性の由来:国立科学博物館地球館(東京都台東区)

2011/4/15
■トリカブトの根・・・生き物たちの日本列島:博物館本館展示室(東京都台東区)

2011/2/16
2011.07.12

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