植物 |
竹 |
たけ
Bamboo |
- 稈(かん)という木質の茎をもつイネ科の多年生単子葉植物で、約45属480種の総称。
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- ほとんどが熱帯と亜熱帯地域産で、海辺から雪のある山頂までに見られ、温帯地域に分布するものも多数ある。
- 最も豊富なのは東南アジアで、アメリカ、アフリカにも数種分布するが、オーストラリアには見られない。
- 高さ約1mのヨシタケから、高さ50m根元の直径が30cmにもなるマチク属まで様々な種類がある。
- ほとんどは直立しているが、密生した藪をつくる蔓植物のような種もある。
- 構造
- 稈には節間(せっかん)という空洞の部分があり、節(せつ)という硬い仕切りによって規則的に仕切られている。
- 節ごとにある鞘(しょう)が、枝または花序となる芽を護っている。
- タケの茎は地下を横に延びる地下茎(茎の一種で節があるので根と区別される)から出ている。
- 新芽の先端は、重なり合う皮によって保護されていて、この皮は節間がのびるにつれて落ちる。
- 芽の生長は最初は遅いが、生長率が急に増大し、1日に1mものびることがある。
- タケの稈は普通、緑色をしている。
- それは表面のすぐ下の組織に葉緑素が豊富に含まれているためで、光合成の役割を果たしている。
- 花
- ほとんどのタケはごくまれにしか開花しない。
- 60年に1度、または120年に1度しか開花しない種も少なくない。
- ある種では、タケやぶのタケが全部一斉に開花し、咲き終わって種子ができると枯れてしまう。
- 竹と笹
- 日本では、丈が高く稈が太いものをタケ、丈が低く稈が細い小形のものをササと呼んでいるが、正確ではない。
- タケノコが生長したあと、稈鞘(かんしょう:タケの皮)がその年の内に落ちるのをタケ、長く残って稈を包み、ボロボロになるまで落ちないのをササとして区別するが、分類学的なものではないので、逆の名称のものもある。
- 利用
- 人間に最もよく利用されている植物で、建築、生活用具、鑑賞用などに使われている。
- タケとササの葉はジャイアントパンダの主食である。
- 若い芽のタケノコを野菜として食べるが、主にモウソウチク、マダケ、ハチクのタケノコが多い。
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関連HP |
Bamboo Home Page(個人) |
富士竹類植物園(静岡県長泉町) |
■竹の鳥居 竹寺(埼玉県飯能市)
2010/5/8 |
■氷川の杜文化館 氷川参道(埼玉県さいたま市大宮区)
2010/5/4 |
■竹林公園(東京都東久留米市)
2006/11/5 |
■埼玉県立歴史と民俗の博物館(埼玉県さいたま市大宮区)
2005/12/22 |
■川越市立博物館の中庭(埼玉県川越市)
2005/9/30 |
2010.05.17 |
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