植物
くり
Japanese Chestnut
  • 秋においしいとがったイガ(毬)に覆われた果実を実らせるブナ科の落葉高木。
  • 北海道南西部から九州の屋久島の山地に自生し、朝鮮半島南部にも分布する。
    • 欧米ではニホングリと呼んでいる種。
    • 果実をとるために日本各地で栽培されている。
    • 高さ15〜20m。
    • 6〜7月に咲く花からは特有の甘く生ぐさい匂いが漂う。
  • 果実は長い棘(とげ)のある殻斗(かくと・実を覆うもの)に包まれ、9〜10月、茶色に熟すにつれイガの先端が裂け、2〜3個の栗色をした果実が現れ、イガごと落下する。
    • 果皮をつけたまま焼き栗、ゆで栗にし、果皮と渋皮をむいて食べる。
    • クリの果実は様々な料理や嗜好品に使われる。
      • 和風
        • 栗おこわ
        • 栗きんとん
        • 甘栗
        • 栗まんじゅう
        • 栗ようかん
        • 栗鹿子(くりかのこ)
        • 栗ぜんざいなど。
      • 洋風
        • マロングラッセ
        • グラタン
        • バター煮
        • クリーム煮
        • ローストチキンの詰め物など。
    • 材は耐久力が強いので、建材、家具、工芸品などに使われる。
    • 樹皮のタンニンを染色に利用、丸材はシイタケ栽培の原木にされる。
  • チュウゴクグリには大きくおいしい実がなり、日本へ輸入されて、「天津甘栗(てんしんあまぐり)の名で親しまれている。
  • 参考:エンカルタ2007
関連
関連HP
桜井甘精堂
小布施堂
シダレグリ自生地(長野県辰野町)

2010/10/26
高崎市染色植物園(群馬県高崎市)


2010/6/1
2010.07.09

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