植物
櫟・椚 くぬぎ
Japanese Chestnut Oak
  • ブナ科の落葉高木の一種。
  • コナラとともに雑木林の代表的な構成種。
    • 自然林でも見られるコナラに対し、人里近くにのみ見られることから、奈良時代以前に外国から移入された帰化植物だと考えられている。
  • クヌギの名は、クリ似木が転じたものだという説がある。
  • 本州の岩手県以南、四国、九州に分布し、朝鮮半島や中国、台湾にも分布する。
  • クヌギは高さ15メートルになる雌雄同株の広葉樹で、幹は直立する。
  • 樹皮が傷つくと出てくる、甘い樹液に甲虫などの昆虫類がよく集まり、堅果(どんぐり)は玩具のコマにもなるので、昔は子供がよく集まった。
  • 利用
    • 材は良質の木炭になる。
      • 佐倉炭や池田炭などの炭が有名。
    • 切株から萌芽(ほうが)する能力が高く、これにより薪炭林が維持される。
    • シイタケ栽培に用いる榾木(ほだぎ)として最も普通に利用される。
高崎市染色植物園(群馬県高崎市)

2010/6/1
■クヌギ並木 浮野の里(埼玉県加須市)

2010/5/5
大宮公園(埼玉県さいたま市大宮区)

2010/5/4
■クヌギの葉

2010/5/4
2010.05.16

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