植物 |
原生林 |
げんせいりん
Primary Forest |
- 過去に伐採などの人為が加えられたことがなく、山火事による焼枯損や強風による樹木の一斉倒壊などの重大な災害の痕跡ものこしていない森林のことで、天然林に含まれる。
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- 原始林ともいう。
- 樹木は長い年月の間に、生育する土地の気温、降水量、土壌などの自然環境に順応した樹種が生存を続け、自然環境に適応できない樹種はしだいに消滅し、外観上の変化が起こらない安定した極相の森林が成立する。
- 原生林では、光合成で生産された有機物は森林内ですべて消費され、有機物の蓄積量は増大しなくなる。
- また、二次林にくらべて、複雑な樹冠層を形成し、森林の多様性に富む。
- 日本では、暖帯のシイ、カシ林、温帯のブナ林、亜寒帯や亜高山帯の針葉樹林などが代表的な例であるが、面積としては少ない。
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■原生林の再現−大滝歴史民俗資料館(埼玉県秩父市)
2010/10/5 |
2010.08.05 |