- 2006.08.28 田中正造の記録映画完成 公害追及あきらめなかった姿、描く
- 田中正造の生涯を記録した映画「赤貧洗うがごとき」が完成した。
- 足尾銅山の公害事件の影響で水没した谷中村(現・栃木県藤岡町(まち))が、今年廃村100年を迎えたのにあわせ、茨城県古河(こが)市民などでつくる「田中正造を後世に伝える会」が企画。
- 製作委員会を立ち上げ、出資金や寄付を募って昨秋クランクインした。
- タイトルは田中正造が詠んだ「赤貧の洗うが如き心持て 無一物こそ富というなれ」からとった。
- 俳優の藤田弓子さんと赤塚真人さんが朗読を担当。
- 「伝える会」のメンバーらが出演した。
- 「田中正造の魅力は、よく知られた天皇への直訴以降にこそある。議員を辞めて住民と暮らしながら死ぬまであきらめず、人間としても成長を重ねる。勇気を与えるその姿を見て欲しい」と池田博穂監督。
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