菅原道真 |
すがわらのみちざね |
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- 歴史:
- 845〜903
- 文章博士(もんじょうはかせ/大学での詩文や歴史の教官)の父の3男として生まれる。
- 894年に遣唐使に任命されたが、唐の戦乱や、唐から学ぶ意義が薄れたことなどを理由に中止させ、以後、遣唐使は無くなった。
- 899年、右大臣(古代の行政のトップが太政大臣、その次が左大臣、その次が右大臣/太政大臣は適任者がいない場合は空白の場合もあった)に任命される。
- 901年、醍醐天皇を廃しようとした罪で太宰府(だざいふ・九州に置かれた官庁)に左遷される。(陰謀だといわれる)
- 2年後、望郷の中で没する。
- エピソード
- 死後、天皇の宮殿に落雷し、関係者が亡くなるなどの異変が相次いだため、怨霊になった菅原道真の祟りだという噂が京の人々の間に広まった。
- その結果、923年に罪の取消しがなされ、後に太政大臣の位を与えられた。
- 京都の北野天神(北野天満宮/京都市上京区)は、10世紀の半ばに菅原道真の怨霊を鎮めるために建立された。
- 太宰府で詠んだとされる「こちふかばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」(東風吹かば、匂い起こせよ梅の花、主無しとて春な忘れそ/拾遣和歌集)が有名で、「飛梅伝説」を生み出した。
- 「飛梅伝説」:
- 菅原道真が愛でた京の梅が、太宰府まで飛んできて咲いたという。
- 後の時代に、学問の神様(天神・てんじん)として崇められる。
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関連HP |
北野天満宮 (京都府上京区) |
■菅原道真ら7祭神がまつられている福生神明社(東京都福生市)
2009/2/22 |
■菅原道真を祀った亀戸天神社(東京都江東区)
2007/5/4 |
■菅原道真を祀った菅田天神社(山梨県甲州市)
2006/12/30 |
■菅原道真を祀った湯島天満宮(東京都文京区)
2006/2/22 |
■菅原道真を祀った六賢臺(ろくけんだい) 哲学堂公園(東京都中野区)
2004/11/25 |
2010.2.10 |
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