静御前 |
しずかごぜん |
- 平安時代末期の白拍子(歌舞芸人)で、源義経の愛妾(あいしょう:本妻以外に養っている女性で、特に気に入っているもの)。
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- 1185年(文治元)義経が兄の源頼朝と不仲になって京都を脱出したとき、静も同行。
- 翌1186年、身柄を鎌倉に移され、義経の行方について尋問される。
- 同年、頼朝夫妻の求めで、鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)の回廊で舞ったが、「吉野山みねの白雪ふみわけて入りにし人の跡ぞ恋しき」、「しづやしづ賤(しづ)のをだまきくりかへし昔を今になすよしもがな」と義経を慕う歌をうたい、腹をたてた頼朝を妻北条政子がなだめて静との間をとりなしたという。
- やがて静は義経の子を生んだが、男児だったためにすぐに殺され、のち静は京都に帰された。
- 「義経記」では、静が京都に戻ったのち出家し、往生をとげた話をのせている。
- ほかに静を題材にした作品として、謡曲の「吉野静」「二人静」、人形浄瑠璃の「義経千本桜」などがある。
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- 埼玉県久喜市(旧栗橋町)にある「静御前の墓所」での説明は後半が違う。
- 京都を落ちのび平泉(岩手県平泉町)に向かった義経の後を追った静御前は、途中で義経討ち死に報に接した。
- 悲嘆にくれた静御前は京に戻る途中、現在の墓所付近で亡くなったという。
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■静の桜公園(長野県大町市)
2021/8/29 |
■静御前の墓所(埼玉県久喜市)
2010/4/8 |
■静御前最中とまんじゅう(墓所脇の菓子店で)
2010/4/8 |
関連HP |
静御前浪漫紀行 |
2010.4.26 |
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