人物
狩野正信
かのう まさのぶ
狩野派
の祖といわれる室町時代後期の画家。
1434頃〜1530頃
関東地方の出身で、のちに京都に出て幕府の御用絵師となり、1483(文明15)年ごろ足利義政が造営した東山殿に「瀟湘八景図」
(しょうしょうはっけいず)
などの襖絵を描いた。
中国宋・元・明の画法に精通するとともに、伝統的なやまと絵の技法にも優れ、義政や義尚、日野富子らの肖像画や仏画なども手がけた。
こうした幅ひろい画技の修得が、子の元信以降、狩野派が専門絵師として飛躍的に発展していく最大の要因となる。
参考:エンカルタ2007
関連
狩野正信の出身地で、狩野派の絵画を紹介している田園の美術館がある千葉県
いすみ市
2012.01.28
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