仏教
鬼子母神 きしもじん
  • おそれ入谷(いりや)の鬼子母神」という、江戸入谷の鬼子母神(真源寺)(現・東京都台東区)の掛け言葉が今も講談や落語に残っているほど、江戸時代には庶民の信仰を集めていた。
  • インド起源の女神で、サンスクリット名ハーリティーの音写。
  • 伝えられるところでは、彼女は鬼神の妻で、500人の子供を産んだが、性質が邪悪で人間の幼児をとって食べていた。
    • そこで釈迦は彼女の末子を隠して、子を失った親の気持ちを教え、彼女を仏門に帰依させた。
    • それ以後、出産と育児、男女和合の守護神となったという。
  • 鬼子母神は改心したということから、角を取るという意味で、「鬼」の文字の上の点を取って書く寺院もある。
  • 日本以外でも広く信仰されているが、特に日蓮宗で重視する。
    • 造像は一般的には、ひとりの子を抱き、吉祥果(きっしょうか:ザクロの場合が多い)を持つ、極めて美麗な女神像であるが、日蓮宗では鬼形。
  • 参考:YAHOO!百科事典など
関連HP
雑司ヶ谷鬼子母神(法明寺)(東京都豊島区)
■鬼子母神像 高崎白衣大観音(群馬県高崎市)

2010/6/1
2010.07.09

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