金唐革紙
きんからかわかみ
コウゾ
を原料とした厚手の
和紙
に、金漆
(きんうるし)
で各種の文様を描いた、革を模した紙である擬革紙
(ぎかくし)
。
金唐革、金唐紙ともいう。
本来の金唐革は、薄いなめし革に金漆をかけて、模様を押し出した革細工物をいい、欧米から伝わった。
江戸時代後期に、これに似せて金唐革紙がつくられ、おもに文庫張りや袋物に用いられた。
明治時代には、大蔵省印刷局が中心となって製造・輸出され、海外でも人気を博した。
洋風建築の壁などにも使われた。
現在はほとんど作られていないし、使われていた建物もほとんど残っていない。
参考:YAHOO!百科事典/Wikipedia
関連
金唐紙を復元した
旧岩崎邸
(東京都台東区)
関連HP
金唐紙
(金唐紙研究所)
金唐紙友の会
(金唐紙研究所)
■日本で唯一、当時の金唐紙が残っている
旧林家住宅
(長野県岡谷市)
2008/5/13
2011.04.01
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