- 翼はアルミニウム合金のパイプとポリエステルのクロス(セール)でできている。
- 翼の下面に取り付けられた操縦装置ともいえるコントロールバーは、三角形のパイプ製でベースバー(底辺)と左右のアップライトからなる。
- 操縦者は、自力で機体を支え、斜面を風に向かって力走して風にのる。
- 体はコントロールバーの付け根付近からベルトで吊り下げられ、操縦者はコントロールバーを握り、前後左右に体重を移動させて方向転換、加速、減速をする。
- 左右の旋回やS字、8の字飛行もできる。
- 似たものにパラグライダーがあるが、違いはハンググライダーの方が高速で長距離を飛行することができる。
- 歴史
- 1890年代(明治23-)にドイツのオットー・リリエンタールが考案したグライダーが、今日の原型といわれている。
- 1950年代(昭和25-)にアメリカ航空局のフランシス・ロガロが宇宙船回収カイトを考案。
- 1964(昭和39)年、グライダー誌の編集長リチャード・ミラーがロガロのカイトをヒントに、竹とポリエチレンシートのハンググライダーを製作して、飛行したのが各国にひろまった。
- 1970年代初め(昭和45-)に日本に輸入された。
- 1976(昭和51)年、第1回ハンググライダー世界選手権がオーストリアで開催された。
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