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HACCP ハサップ
(ハセップと呼ばれることもある)
  • アメリカで開発された食品の高度な管理方式。
  • Hazard Analysis-Critical Controll Point Inspection System の略。
  • 食品の製造や品質の管理において、特に微生物の管理に関して高度な衛生監視を取り入れた方式。
  • NASA(アメリカ航空宇宙局)がスペースシャトル内での微生物汚染に注意を払い、宇宙食の開発においてこの方式を採用し、さらにシステムを確立させた。
  • Hazard Analysis (危害分析)とCritical Controll Point (重要管理点)の2つの考え方で成り立つ。
    • 危害分析:製造工程を流れ図に描いて、原材料、装置や機械、操作のすべてについて微生物の汚染や増殖の可能性を洗い出す。
    • 重要管理点:危害分析に基づいて、微生物汚染が起こる可能性があるすべてのポイントで微生物のコントロール、温度の管理、衛生の検査を行うための具体的な対策を立てる。
  • 日本におけるHACCPの採用
    • 食品事故、0-157などの食中毒の防止のため、食品メーカーの管理にこの方式を採用しようという動きがある(2007年時点)。
    • HACCPの採用には導入、運用にそれなりの資金が必要なため、日本の食品企業の90%を占める中小企業では、普及がなかなか進まないと考えられている。
関連HP
NPO法人 アジアHACCP協会
HACCP関連情報データベース(JAFIC 財団法人 食品産業センター)
U.S. Food and Drug Administration (FDA アメリカ食品医薬品局 HACCPページ)
2008.5.25